【ゲームアーカイブス】三すくみのターン制SRPG『ラングリッサーⅠ&Ⅱ』

★★★★★ PS1 SLG ゲームアーカイブス ストラテジー


『ファイアーエムブレム(FE)』の増援狩りを楽しめる人におすすめ。

POINT
  • 歩兵は槍兵に強く、槍兵は騎馬に強く、騎馬は歩兵に強いという三すくみのSRPG2本組
  • 他のSRPGとの相違点は指揮官に使い捨ての傭兵を6部隊まで配属できること
  • キャラの多い戦場では敵味方合わせて100体近くのユニットが入り乱れることも
  • 3すくみを心掛け指揮官を育成することが攻略のポイント

ラングリッサー争奪戦(プロローグ)

遥か古より、手にした者に無限の力を授けるとうたわれた伝説の秘剣「ラングリッサー」。
欲深き者どもはその剣を求めるがゆえ、善なる人々はその剣を守らんがため、互いに命をかけ多くの血が流されていった。
「ラングリッサー」は古き英雄の末裔バルディア王国の手によって悪しき者たちから長きを守られていたが、ダルシス帝国皇帝ディゴスが「ラングリッサー」を手に入れんがためにバルディアへ侵攻を開始した。

戦闘システム

交互のターン制
特徴は各指揮官に使い捨ての傭兵が最大6部隊まで配属できること、傭兵を含め各ユニットには騎馬→歩兵→槍兵→騎馬の三すくみ属性があることなど
傭兵は『FE』の名無しの増援が最初から各指揮官に随伴しているような状態で、指揮官や数の多いシナリオでは敵味方合わせて100体近くのユニットが入り乱れる。相性を考慮して待ち伏せや一点突破などの戦術で戦局の主導権を握り、こちらの経験値リソースとなる敵傭兵を各ユニットにバランス良く分配して育成する。その過程が楽しめる人なら大当たりでしょう
本的なこと
  • 指揮官には指揮範囲があり、範囲内であれば傭兵は指揮官から攻撃力(AT)と防御力(DF)の支援効果を得られる
  • 傭兵はステージクリア毎に生存した部隊数が加算されていき、合計が15を超えるとAT補正が1ずつ増えていく重要な育成要素の側面も持つため、ヘタな運用で本当に単なる使い捨てとして撃破されるようだと敵が強くなる後半で苦労させられる
  • HPは全ユニット一律10で、HPが0になると傭兵は消滅し、指揮官の場合は傭兵が残っていても部隊は全滅する(ユニットのロストはない)
  • 回復魔法以外でダメージを回復させる場合は、指揮官は治療コマンドを選ぶとターンを消費して3回復し、傭兵は指揮官に隣接させた状態で次のターンを迎えると3回復する
  • 敵指揮官はHPが7以下になると次のターンで治療をしてその場にとどまるという特性がある
  • 邪魔な指揮官を遠距離攻撃の魔法で足止めし足並みを狂わせるなど、同時にいくつもの部隊と戦うことのないような工夫や、魔法が鬱陶しい場合も7以下にしてしまえば治療をするので黙らせて主導権を握ろう
  • 傭兵が倒した敵の経験値も全て指揮官に入る
  • 傭兵の操作は自動にすることも可能で、戦闘、突撃、防御の3種類がある

3すくみ制

歩兵は槍兵に強く、槍兵は騎兵に強く、騎兵は歩兵に強いといった、ユニットの持つ属性による相克関係が戦闘システムに採用されている。ユニット属性の種類は画像の通りで、それぞれに有利不利の相性がある。戦闘前にフィールド全体を見渡して相性の良い傭兵を配属させて攻め方を考えていかなければならない。

指揮官の特性とクラスチェンジ

仲間内で偏らせないのが大事
指揮官は最大レベル10に達するとクラスチェンジで再びレベルが1に戻り、ルートによって4~5段階のクラスチェンジをしながら強化していく。
クラスチェンジは元のクラスから2通りに枝分かれしていき、通ったクラスのAT/DFの補正値や傭兵の種類などは覚えたまま持ち越せるので、歩兵、魔術師、騎兵、飛兵、水兵など、雇える傭兵や覚えるスキルを部隊全体のバランスを考えながら行おう。

戦闘は広範囲魔法を連発されたり最初から全方位囲まれたり様々な局面に立たされるが、敵のHPを7にして無力化できる魔法職、機動力のある騎兵の勢いを阻める槍兵、自由な行軍で敵の横っ腹から攻撃できる飛兵、水場ではめっぽう強い水平など、いかなる状況で何が起きても対応できるよう属性や特性を理解してバランス良く育成・クラスチェンジしていれば主導権は掌握できるようになっている。
逆にそれが出来ていなければ弱いところを突かれて押し切られる力のバランスはなかなか絶妙で育成を楽しませてくれる。

傭兵や分岐が魅力のSRPG

Ⅰのシナリオは一本道だが、Ⅱは敵勢力に加勢するなど大きく分けて4つの勢力に分岐し、同ルート内でも選択肢や戦闘中の行動次第で更に細かく分岐していく。
勢力が変われば当然敵味方が逆転するので違った立場でのシナリオ展開がまた楽しめる。世界を救うも闇に染まるも覇王となるも自由である。枝分かれするクラスチェンジの育成や膨大な分岐のボリュームなど充実の一本

難を挙げると戦闘は冷めた目で見れば結局は相性とAT/DFの数値勝負になること。
指揮官ばかりを狙ってレベル上げをキチンとしなかったり、クラスチェンジのバランスが悪く傭兵の属性が偏ると難易度が上がっていく。逆に、傭兵から着実に倒して有限リソースをバランスよく分配し、属性や相性を考慮した行軍を意識すれば、100vs100でも結果的にはこちらは無傷で相手は全滅ということも容易にできる
その段階に持っていくための詰将棋的な経験値稼ぎに頭を使うことが楽しめるかどうかがオススメの分かれ目。『FE』の増援狩りを楽しめる人とかにピッタリ。

・パートボイス
・テキストスキップなし
・名前変更不可
・周回要素なし(シナリオセレクトで最初に戻れば能力アイテムそのままニューゲームという形にはなる)

ScreenShot

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