ゲームアーカイブスの玉石混交なおすすめと地雷たち・SLG編。
・2021年8月27日:Vita
TOYS DREAM
依頼をこなして質の高いアイテムを作り出していく過程で、無名の何でも屋が次第に名声を手に入れ大手からの依頼が来たり発明品の広まりで世間の反応も変わっていく雰囲気もいい。
黙々とアイテムづくりに没頭できるよう無駄が省かれたシステムは好きにはたまらない。
漂流記
イカダやのろしなどの定番から気球や通信機を発明して脱出もできるぶっ飛び系。
漂流したその日にナイフ一本で流木を使い豪華なログハウスを建ててしまう天才たちと、何でもつくれてしまう資源に恵まれた島という至れり尽くせりのお膳立てができている似非サバイバル。
次第に充実していくベースキャンプと美少女とのイベントにあふれる
素材を収集してアイテムをつくるアトリエ系が好きなら楽しめるが、ゲーム内のヒントが足りないから攻略サイトがほぼ必須になるのは難あり。
World Neverland オルルド王国物語
World Neverland プルト共和国物語
ちなみに現在も「ククリア王国」や「エルニア王国」などが様々なプラットフォームで出ているので興味があればそっちでいいかもしれない。
マイガーデン
マイホームドリーム
事務所に相談に来た作家やスポーツ選手などから、家を建てるにあたっての条件や要望を面談で伺い、希望通りの家を設計/建築していく。
土地や予算内で要望の全てを取り入れて満足してもらうためには考えることも多くなるが、あえてデタラメな家を建てて怒らせるほうが額が額だけに反応は面白かったりする。
要望やら予算などの制限を排除して自由に自分の城を設計できるマイホームモードもあるから間取りシミュレーターにもなる。
難点は粗削りなUIの古さ。
ラングリッサーⅠ&Ⅱ
ターン制SRPGの2本組。クラスごとの相克関係、いわゆる「三すくみ」の要素が含まれた戦闘が特徴。
2は分岐が多岐に渡っていて、通常ルートの光輝、敵対する帝国、第三勢力の闇、どこにも属さない独立、という大きく分けて4つに分岐するシナリオは、その中でも更に分岐をするためかなりのボリュームになっている。
戦術よりは攻撃力や防御力の数値勝負なところがあるので、いかに効率的に経験値を分配して育成をするかという長期戦略に楽しさを見出せそうならおすすめ。
ラングリッサーⅣ&Ⅴ
ユニットのクラスごとに決められた判断力から算出される行動順が特徴のSRPGの2本組。ターン制でなくなり戦場も広大になったので戦略性が増した。
その分だけ戦闘に要する時間までもが増してしまったテンポの悪さが難点。
ときめきメモリアル1(2)
高校の3年間で主人公のパラメータやヒロインの好感度を上げて卒業式の日に告白されることを目指すギャルゲー。
文化祭や体育祭のミニゲームから定番の修学旅行イベントやデートなどに遊ばせる工夫がこらしてある。
パラメータや好感度を上げていくと次第に反応が変わっていく相手に自然と愛着がわき、体育祭や夏祭りのミニゲームでかっこいいところを見せたり、各デートスポットでの反応を見たいと思わせてくれる。
目的のための手段に熱が入っていく過程が楽しい。
【ギャルゲー】ときめきメモリアル1/2/4【金字塔】-#zzz
【★★★★】【ゲームアーカイブス】パラ上げのギャルゲー。興味があるなら期待は裏切らない。
ヒロインドリーム1(2)
ヒロイン養成校のディレクターとして、3年の限られた期間に候補生を一流のヒロインへと育て上げていく。
レッスンをして鍛えたり悩みを聞いて励ましてみたりオーディションに突撃させてみたり苦楽を共にする。
育成方針や最終的なパラメータによって女優やモデル、歌手といったエンディングが用意されていることが特徴。
会話で一切テキストが表示されない音声のみの尖った演出なので気が抜けないのが難点。
【★★★】【ゲームアーカイブス】『ヒロインドリーム』の1作目。スター候補生を一流のヒロインへと育て上げよう。
奏(騒)楽都市OSAKA
集めた特ダネで新聞をつくり発行部数の売上勝負をするSLG。特ダネはネタからマジまで舞台となるOSAKAの世界設定を描写しているので遊びながら理解を深めて雰囲気に溶け込ませてくれる。
独自設定による難解さはあるがゲーム内辞典などプレイを助けてくれる要素があるので意識して読むようにしていれば一応は安心。
売上勝負の難易度は低いので読むだけのゲームにはなるが、雰囲気や設定、キャラクターを重視する人ならおすすめ。
どっちもめちゃめちゃドッチメチャ
敵の本拠地を落とすための戦略や戦術、リソース管理などがとても簡略化されているストラテジー。
命令はアイコン選択で直感的にでき、管理する資源は「ギルテミック」のみだから迷うこともなく、兵士は5種類だけでぬいぐるみのような見た目をしているから殺伐感もないなど、ハードルはめちゃくちゃ低いのにやり応えはそれなりにあるからRTSデビューにいいかもしれません。
Neo ATLAS2
大航海時代の地図づくりSLG。雲に覆われた未知の世界に向けて航海に行かせた船団からの報告を地図に書き込んでいく。
その報告を信じるか信じないかを選択でき、信じなかった場合にもう一度航海に向かわせると、全く同じ航路だとしても報告が別物になることもあるので、自分が気に入る報告がくるまで繰り返してしまえばオリジナルの地図を作れるようにもなる。
なんなら地球平面説を唱えて実現させることまでもできてしまう。
遺跡や財宝の図鑑埋め要素もあったりして発見の連続になるからやめ時を忘れさせてくれる。
ブリガンダイン グランドエディション
敵も味方も同じルールで成長するのが特徴。
戦わないと経験値を稼げないので、敵だけ何もしていないのに一足飛びにレベルがぶっ飛んで上がったりしない。
「ラングリッサー」のようにモンスターを使い捨ての駒として使えるが、そのモンスターも元からいるレベルの高いものだけを撃破して撤退してしまえば、再雇用は雑魚ばかりなので攻略が楽になるなど戦略も戦術もどちらも大事になる。
その自由度が面白いのに脈絡なくラスボスが出てきてターン制限までしてくるどんでん返しがいけない。
elan plus
2人しか選ばれない宇宙開発のプロジェクトメンバーを目指すギャルゲー兼乙女ゲー。
主人公を男女から選べて全キャラにEDが用意されているイベント主体のゲーム。
『ときメモ』のようにパラメータを上げて好成績を残しプロジェクトメンバーになると、相手となるパートナーは自分で指名できてしまう夢のプロジェクトに。
育成ものとしてではなくイベントを楽しむゲームとして見れば十分な内容がある。
ゲームもイベントも奥深さとかはないので、特徴である選択肢が豊富な多様性のある楽しみ方に興味があればどうぞ。
小さな王国エルトリア
街づくりなのに決まった形にしか発展させられない残念シムシティ。
クリア後に続けてプレイとか自由度がなんにもない。
発展させると人が増えてギャルゲー的なイベントも起きたりはするが、限られた期間の少ないイベント数では引き込むものにはならないし、街の発展とリンクしていないから取って付けたよう。
見た目で釣れそうなほどグラフィックは魅力なのに内容が伴っていない。
材料はいいのに調理がマズいというそれ。
【★★】【ゲームアーカイブス】一国の王子となり国を発展させていく王国運営SLG。
ヴァンピール 吸血鬼伝説
主人公は吸血鬼。昼の間は人間に紛れて街を歩き回りながらNPCの生活スケジュールの把握と親密度を稼ぎ、夜に再び家を訪れて吸血を繰り返して眷属を増やしていく。
眷属が増えると臨界体力というポイントがたまるので、同じように街を徘徊する敵であるデュランより先に一定値まで集めることを目的とする。
NPCとの親密度が高ければ眷属にするまでの吸血の回数が減り、眷属となったNPCは独自に活動して従属の数を増やしていくなどの様々な要素から効率を考え、同居人の構成やNPCの行動パターンの見極めであり、あいさつ回りの効率的なルートの模索などを繰り返し、デュランよりも先に街を自らの眷属であふれ返らせて支配しよう。
難点はボリューム不足とかイベントの少なさによる達成感の薄さやそこからくる作業感。
ヴァンピール 吸血鬼伝説【吸血で眷属を増やす吸血RTS】-#zzz
【★★★】【ゲームアーカイブス】吸血で僕(しもべ)を増やし、ライバルより先に街を支配するRTS。
進め!海賊
海戦は山なり大砲で敵船に鉛球をぶつけるだけのしょうもなさで、接舷して収奪する戦闘も秒で終わってしまうような遊び甲斐のなさ。
狙われたアジトのお宝を守るタワーディフェンスもどきもあるけど同じように難易度は秒で終わるもの。
考える前に終わってしまう秒殺イベントを順次こなしていくだけで、育成や収集など「売り」となる要素が見当たらない単調さが特徴になっている。
【★★】【ゲームアーカイブス】秘宝「アンク・オブ・マイト」を追う海賊SLG。
SIMPLE Vol.101 THE 銭湯
週ごとに月曜~日曜のコマンドを設定して清潔度や快適度などの数値を上げ、浴槽や壁紙といった設備を客のニーズに合わせることで常連をつくり売り上げを伸ばして銭湯を健全経営する。
SIMPLE Vol.101 THE 銭湯【銭湯経営SLG】-#zzz
【★★】【ゲームアーカイブス】一年間銭湯を健全に経営するSLG。一部の常連客とのエンディングが用意されている。
SIMPLE Vol.36 THE 夏色セレブレーション
出会いから実家に連れていくまでに関係を育んだのに許嫁の存在が発覚……。
言葉にするとかなり面白い修羅場だけど、期間が夏休み限定で短いから二者択一の緊張感が描ききれていない。
絵の質も高いとは言えずイベントが魅力的に映りにくいし、会って選択肢を選ぶだけなのに誰がどこにいるわからない遊びにくさなどシステム面も古い。
いいところ探しに四苦八苦するB級未満。
SIMPLE Vol.36 THE 夏色セレブレーション【シンプルのギャルゲー】-#zzz
【★★】【ゲームアーカイブス】典型ギャルゲ。学校へ行くまでの日常パートと放課後に行き先を選んで誰かに会いに行くパートを繰り返す。恋人と一緒に帰省して初めて知らされる許婚の存在が盛り上げの要素。
SIMPLE Vol.71 THE ふれあい
設定すら普通過ぎて値段以外に特徴らしい特徴がない。
強引に特徴をあげるとテキストウィンドウ横の顔に漫符で感情表現をすること。
立ち絵は表情差分すらほとんどないけど、そのおかげで雰囲気は伝わりやすくなっている。
既読未読判別のあるスキップ搭載など遊びやすさはシンプルながら良いので、けっこう遊べます。
SIMPLE Vol.71 THE ふれあい【安価ギャルゲー】-#zzz
【★★】【ゲームアーカイブス】選択肢でルート分岐させるギャルゲーの典型。既読判別のあるスキップ搭載のシステムやおまけシナリオなど、ノベルタイプのギャルゲーとして値段以上のものを満たしている。
牧場物語 ハーベストムーン
素材を集めて道具を強化して牧場管理を快適にしていくそれ。
イベント密度がペラペラで牧場仕事の手間に釣り合ってないから作業感だけが強調される。
他のNPCになると台詞は変化すらしないから話す気になれず街への興味はやればやるほど失せていく。
そして会話だけでなく牧場仕事や行動範囲すらも最初から変わらないため、街も牧場も特定の何かをしたいと思わせるような原動力になる目的が設定しづらく、イベントがほとんどないことが追い打ちになり淡々とした期待の持てない作業が続いてしまうことに。
会話やイベントが少ないから手探りが終われば倦怠期。
【★★★】【ゲームアーカイブス】本家本元のPS版。とある町の牧場主となり、畑を耕して作物を育て、鶏や牛などの家畜の世話をして、作物や畜産物を出荷することで収入を得て生計を立てる。3年の間に円満な牧場運営と町人との親交を深めることで町の一員として認めてもらうことが目標。
ずっといっしょ
ヒロインとのエンカウント頼りの受け身なギャルゲー。『ときメモ』は限られたターン数でパラメータや好感度を告白ラインまで上げるのがゲーム性。
『ずっしょ』はパラメータがヒロインのランダムイベント発生率を上げるものとしてしか機能しておらず、デートなどは自分からではなくヒロインからの誘われ待ちになるので、運に任せて目当てのヒロインが出てくれるのを待ち続けるのがゲーム性。
いうまでもなくゲームとしての楽しさは遠く及ばない。
難易度は低くてイベント絵もキャラも多いので、絵柄が好みなら最低限はギャルゲーとして遊べるが、誘ってくれないことにはそのイベントも見られないという逆風が吹き荒れる。
トライエモーションのレベルアップイベントなど特徴はあるがゲームとして遊べるまでは昇華されていない。
【★★】【ゲームアーカイブス】ギャルゲー。特徴はヒロインの1人と同居すること、「喜」「怒」「哀」の3つの感情が設定されたトライエモーションシステムなど。
エバーグリーンアベニュー
案内役の人間を選定する為に7人の精霊が人間界に来ているが、精霊は人間界の事情についてほとんど分かっていないので、精霊たちに正しい人間界の常識を伝える教師役として協力をする。
典型的なパラ上げものかと思いきや育成がルーレットの目押しになっている変わり種。
でもルーレット演出以外で精霊界の設定がほとんど深掘りされないので会話は既存のギャルゲーと大差がない。
そもそも何を教えているルーレットなのかすらよく分からないから作業でしかない。
そんなだから育成に独自の特徴を持たせようという理由でルーレットにしたのだろうと邪推してしまう。
選択肢を選んでルート分岐タイプのお手軽さもなく、ルーレットの目押しをやらされるため気軽にプレイできないのもギャルゲーとして痛い。
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