【ゲームアーカイブス】ライジング ザン ザ・サムライガンマン【バカゲー】

★★★ ACT PS1 アクションADV ゲームアーカイブス


PS屈指のバカACT。

  • 「斬」が、銃と刀で悪党どもを完全成敗するACT
  • その中身は、トロッコ、野球対決、スロットマシーン、人間大砲、それら盛り沢山のお馬鹿な仕掛けやキャラクターが存在するPS屈指のバカゲーである

スーパーウルトラセクシィヒーロー

プレイヤーはの「斬」を操作し、間違った日本観に染まった西部劇を舞台にした世界で、敵のSAMURAIやNINJAを次々と成敗していく。
「斬」の攻撃方法は銃と刀で、刀の場合は3連コンボとコマンド入力による4つの技、銃では1つの技を使える。防御には敵の攻撃を弾き返す技、ジャンプには刀をプロペラにして滞空時間を延ばすぶっとび技がある。
敵を倒すと「ヒーローメーター」が貯まっていき、満タンになって使用すると「ハッスルタイム」に突入。ハッスルタイムでは主人公の動作が高速になり、硬直時間も消えて必殺技が連続で使い放題の見逃せない爽快要素になる。

漢イベント、トドメファイナルイベント

このゲームにはセクシィイベントである「漢イベント」と「トドメファイナル斬斬舞イベント」の2つがある。
漢イベント」とは、各ステージ中に必ずある方向キーも含めたボタン連打イベントで、頭上に落ちてきた巨大爆弾に潰されないよう連打で力を溜めて投げ飛ばすなどのバカイベントのこと。
トドメファイナル斬斬舞イベント」は、ボスのHPを0にした後に起こる悪党完全成敗イベントで、一定時間内に方向キーを含めた全ボタン連打で攻撃時間を稼ぎ、その稼いだ時間で虫の息のボスをひたすら攻撃して成敗するという勧善懲悪の極致イベント。この斬斬舞イベントでは攻撃に応じてポイントが加算されていき、ポイントの合計でステージの評価がされるようになっている。「HERO」「SUPER ULTRA SEXY HERO」など。

バカゲー要素にあふれる愛すべきバカゲー

ワラワラ湧くだけのザコを延々倒すだけでなく、アクションゲームらしく足場を乗り継いだり敵の攻撃を跳ね返してダメージを与えたり、漢イベントの連打やハッスルタイムなどのメリハリがあるので、同じことを繰り返すだけの単調ゲームで終わっておらず好感が持てる。
ステージの雰囲気もバカゲーを表現していて、敵に捕らえられている人は何故かパンイチのオッサンであったり、敵との会話内容も台詞は普通でも音声では「ゴワスゴワスゴワス、ゴワスでゴワス」と言ってしまうなどバカを突っ走っている。
斬が真面目に決めポーズをしても「何馬鹿なことやってんだ」と普通にツッコミを入れられたり、逃走手段が人間大砲の敵を追う際に斬も大砲を使って追いかけるが、入る大砲を間違えると普通に打ち上げられて地面に叩きつけられる南斗人間砲弾のガレッキーになれるなど、全体的に良い意味でふざけ過ぎている。なかなか真似できない突き抜けたバカゲーっぷりである。

古いゲームなだけにシステムやバランスにはイマイチなところが多い。
雑なカメラワークと雑魚敵ですら頻繁に防御をしてくる点が特にいただけない。カメラ操作は正面を向かせることしかできず、ロックオン機能も精度が悪いので攻撃を外すなど操作にモタつきが出るし、全滅させないと進めないのに雑魚が防御をしてくるのも爽快感を落としてしまう。刀と銃でボリボリとスマートに暴れたいと思える設定なだけに、雑魚くらいは野球漫画のホームランのように快適爽快に倒させてほしかった。

以上のようにカメラや操作性、爽快感の薄い鉄壁のザコ戦などの難点はあるが、そこを大目に見ればバカゲーとして大いに楽しめるノリに包まれている。アクションゲームでアクションを重要視してはいけないという時点でおすすめしにくいが、バカのノリだけは一級品なだけに遊んでみてほしいとも思う。

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