恋人と一緒に帰省して初めて知らされる許婚の存在が盛り上げ要素。
高校3年生の夏休みが舞台のギャルゲー。学校へ行くまでの日常パートと放課後に行き先を選んで誰かに会いに行くパートを繰り返す典型的なシステムだが、朝から学校までの日常パートに内容はほとんどなく、行き先を自由に選んで特定のキャラに会いに行き個別のイベントを起こしていくことがメインとなる。
8月の1日~20日までに個別イベントを進めてフラグを立てることに成功していれば、21日からの実家への帰省にそのキャラを誘うことができ個別ルートへと入る。
連れていく相手によっては帰省まで一切出番がない場合もある許嫁関連の波乱がこのゲームの特色だけど、もともとのボリュームが薄いからドロドロな修羅場はなくアッサリ解決するため特徴と言うには盛り上がりに欠ける。
システムはアッサリでモッサリ
周回をすると登場人物の性格が変化する「キャラクタージェネレーション」というシステムがある。が、同キャラクターを続けて2回攻略してみたものの、イベントの内容そのものが差し替えられていたり、エンディングに多少の変化が見られるだけで通常会話自体は全く同じ肩透かし。
周回をしないと全部イベントは見せませんよという嫌らしいやり口を都合よく言い換えただけにしか感じられずとてもではないが売り文句にはならない。というかキャラが最重要なゲームで性格を変えてしまってはいけないだろう。
システムそのものに目を向けてみても、読み込みは長くスキップは立ち絵の変更ごとにカクカクするし、どれを選んでも同じ不毛な選択肢も多ければ行き先のドコに誰が居るのかわからない不親切など時代相応である。
まとめ
性格が変化するシステムは特徴と言えるような要素ではなく、頻繁に入る読み込みも水を差すしテキストスキップも勝手が悪い。初めて知らされる許婚の存在が出てきてからのシナリオは多少なりとも盛り上がるとはいえ、わずか20日間で実家に誘うまでの仲になるにはイベントが足りないから感情移入は難しい。
イベント絵は各キャラクター15枚前後とシンプルながら多めなので、「軽めのギャルゲーがやりたい」「絵柄が好き」という人であればヒットするかもしれない。
・パートボイス
・テキストスキップあり
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