宇宙飛行士となり、低・無重力ミッションを攻略するACT。
低重力・無重力での荷物の運搬や調査などのミッションを成功させてお金を稼ぎ、ショップでブースターや酸素の時間を増すパーツ強化をして次のミッションへ挑戦していくアクションゲーム。ミッション内容は、リングを通過する『パイロットウィングス』のロケットベルトようなものから、宇宙飛行士らしく無重力空間での慣性を使った独特の操作感で壊れた機材の修理や散らばったポッドの運搬などがある。序盤はアイテム回収などの簡単なミッションで、徐々に操作の加減に慣れていく過程が楽しめる。後半になるにつれて攻撃を仕掛けてくる敵の出現や、ステージがダンジョン風になるなど難易度が上がっていく。
難点いろいろ
宇宙空間という事もあってか移動速度が水中並みに遅く、ブースターの使用できる時間も短くて常にスローの魔法をかけられているかのようになる。無重力時のブースターは水平移動ができないため細かな操作方法が行き届いていない。背景グラフィックは粗く移動するとウネウネと動いているように見えて気持ち悪い。カメラは操作キャラクターの後方から追従する形だが、壁を背にしてしまうと真上や正面にでたらめな位置取りをして操作を阻害し、細い通路では目まぐるしく移動してしまうためどう進めばいいのかすら分からなくなる。レーダーの性能も悪く地図すら無いので、グラフィックとシステム面の悪さが難易度をグンと上げている。行方不明者を探す探索型のミッションは、道順を間違えたら最後の最後で扉が閉まっていて足止めされたり、一方通行だった場合は戻るために長い遠回りをやらされるなどマップデザインが悪い。ひとつのミッションクリアに3~40分を要する事も珍しくなく、失敗したら最初からやり直しという最悪の事態となってしまい、まずい操作もありやる気を丸ごと吹き飛ばしてくれる。
本来ならヒントを言わなければならないオペレーターからの通信も、障害か何かで途切れ途切れで意味が分からない事が多く役に立たない。通信は頻繁に行われるので雰囲気を作り出しているとも言えなくもないが、「P体ナンタラ」という情報を見つけたなどの伏線らしい報告が入っても回収はされず、本当に雰囲気だけしかなかったりする。
まとめ
ウネウネのカメラワークや面倒な探索要素であり、上昇中に後方へ噴射すると直角に曲がって前進する慣性の仕様など、内容は悪い。純粋に無重力または低重力での操作を楽しめるようなミッションをメインとして制作してほしかったっと思うばかり。それだけだとすぐに終わってしまうので時間を使う探索要素を盛り込んだのだろう。・ステー指数は全9ミッションとおまけで4
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