【ゲームアーカイブス】SIMPLE Vol.57 THE 迷路【対戦型迷路ゲーム】

★★ ACT PS1 ゲームアーカイブス


相手より先にゴールを目指す対戦型迷路ゲーム。

画面を縦に二分割した二人用の迷路ゲーム。
自動生成迷路内の無作為の位置がスタート兼相手のゴール地点となり、攻撃やアイテム等で妨害しながら先にゴールすることを目指す。
ゴールするためには迷路内に配置されたガギが3つ必要となり、1Pなら赤のカギが3つ、2Pなら青が3つ必要で、ゲーム開始の時点で相手のカギを1つもっている状態から始まる。直接攻撃やバズーカでの砲撃でダウンさせると持っているカギを1個落とすので、相手の色のカギを拾い邪魔をする駆け引き要素もある。攻撃方法には他にも拾ったアイテムの爆弾やバナナを罠として地面に仕掛けることも可能。キャラは体力とスタミナの2つのゲージを持ち、攻撃を受けて体力がなくなるとスタート地点まで戻され、スタミナがなくなると一定時間操作不能となる。

操作性の悪さはイライラのもと

ラジコン操作でカニ歩きも可能だが、下ボタンをおしたらしゃがむので後退ができず、後退には下ボタン2連打で180度回転やバックジャンプをしなければならないので慣れが必要となるが、慣れるまでやりたくなるようなゲームにはなっていない。

カギは3つまでしか持つことが出来ず、捨てるためにはスタートを押してアイテム一覧を表示させてカギにカーソルを合わせてボタンを押すという手間が必要で、なおかつ投げ捨てるのではなく目の前に置くので少しでも操作を誤るとまた捨てたカギを獲得してしまう。そうならないように欲しい鍵を通り過ぎた後でカギを捨ててバックジャンプとか、向きを変えてカギを捨てカニ歩きで獲得するとか、面倒な手間も挟まざるを得なくなる。相手をダウンさせた時も欲しくないカギを獲得してしまう無駄が生じる事も多いし、捨てようと思ってもその合間にアッサリ反撃されるため逃げるか体力をゼロにするまで戦うかになってしまう。タイミングや後方の位置取りを考えれば操作性が悪いので起き攻めで一方的になりやすいものどうかと思う。

CPU対戦の場合は赤2・青1を持った状態でゴール前で待っていれば、初期状態からある赤のカギを持ったまま来てくれるので倒して奪ってそのままゴールすればいいだけとなる。無敵アイテムなんてバランス破壊もあるのでカギの取捨選択作業も恐るるに足らず。カギ要素のせいで結局は同じような流れになってしまう。

まとめ

迷路自動生成機能搭載というが迷路自体は狭く形も長方形だけ。キャラ性能もパワーやスピードなどで多少の違いはあるが差別化できているとは言えない。アイテムで罠を仕掛けることが出来るが、仕掛けた地点は相手にも丸見えで脇を通り過ぎることも可能。ネタは面白いけど操作性やシステムにルール、それらが全く練られていない。

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