スパイロ・ザ・ドラゴン
3Dで描かれた広大なステージをドラゴンのスパイロを操作して自由に走り回り、「炎」と「頭突き」で敵を蹴散らしながら、クリスタルにされてしまったドラゴンを救出したり盗賊に盗まれたタマゴを取り戻していく3DACT。特徴的なギミックやダイヤ集めが盛り込まれた3DACT
ドラゴンの世界は6つのワールドで構成されており、ワールド内にあるゲージをくぐる事で各ステージに行けるようになっている。そのワールド全体でどれだけドラゴンを助けたか、宝石をどれだけ集めたかの条件を満たすと次のワールドがアンロックされていく。基本的な体裁は絵画に入って進めていく『マリオ64』とよく似ている。ステージ内では、ドラゴンのタマゴを持って逃げ回る盗賊を捕まえたり、ドラゴンらしくダッシュ床を使ったスーパーダッシュからの滑空で飛び回ったり、大砲に火をつけて邪魔な岩を破壊したり、たくさんのアクション要素が詰まっている。ドラゴンは全80体、ダイヤは全12,000個、タマゴは12個とボリュームも◎。こられを全て集めると、ゲームクリア後にトレジャールームというボーナスステージが遊べるようになる(集めなくてもゲームはクリア可能)。
広大なステージ内を好き勝手に歩き回るだけ
ステージが広大なので全てが目新しい最初は探索も楽しいが、少し遊ぶだけで似通った仕掛けが目立つようになり、スパイロのアクションもジャンプ、ダッシュ、グライドしかなく単調であることが露見していくと、ジャンプアクションや謎解きとも無縁なゲームだと気づかされ、だだっ広いステージを回って散らばっているダイヤを拾い集めるだけの作業に早い段階で飽きがくる。『マリオ64』であれば、羽帽子を取れば自由に空を飛べたり、透明マリオやメタルマリオに変身できたり、幅跳びや3段ジャンプ、ヒップドロップにパンチやキックの攻撃方法など色々な要素あり動かすだけで楽しめるが、このゲームにはそれら動かす楽しさがほとんどない。ダッシュ床やタマゴを持って逃げる盗賊も数が少ないし、4足歩行のドラゴンであるスパイロは小回りの操作がもたついたり思い通りの操作が難しい。
綺麗なグラフィックや広大なステージなど魅力ある要素は持っているものの、特徴の無いアクションや密度の薄い仕掛けなど遊びの幅が狭い。続編でこれらの問題点の多くは解消されているので、ストーリーのつながりも無いしプレイするなら続編をおすすめする。
・ステージ数は30
・フルボイス
スパイロ×スパークス トンでもツアーズ
スーパーダッシュ床や滑空を使用してお題をクリアするミニゲームや、ダイヤを集めることでスパイロの潜水や壁登りなどの小さなアクションが追加されるなど、アクションの増加でゲーム性の幅が広がり、地図も表示されるようになって遊び易さもグンと向上しているスパイロの続編。不満点が解消された続編
だたのダイヤ集めゲーだった前作とはゲーム性が変わり、ステージでやる事は主に「ダイヤ集め」「オーブ集め」「マジックアイテムを貰うこと」とメリハリがついた。ダイヤ集めはステージ中に散らばっているダイヤを拾ったり箱を破壊して中から手に入れたりの前作同様のものだが、オーブ集めは、一定時間常に飛ぶことができるようになったり、炎の威力が増し破壊できるものが増えるパワーアップゲートを利用した各種ミニゲームをクリアして手に入れていく。
オーブは一定数集めるとワールド内の足止めされてしまう地点を突破できる前作のドラゴンに相当する物で、ただ歩いて見つけるだけでなくミニゲームとして遊んで手に入れるようになったことでゲーム性が増し、各ステージ3つ前後用意され難易度も1~5と幅広く遊びを煽るハードルとしても機能している。
マジックアイテムは、ステージクリアをするともらえるクリアの証のことで、ワールド内の全ステージで手に入れるとボス戦に挑戦でき、勝利すれば次のワールドへ行けるようになる。先に進むには何をすればいいかの道筋が大体見えるようになってとても遊び易くなった。
★★★★
相変わらず目を引くアクションの数は乏しいが、潜水や的当てなど細かなアクションは増えているし、ダイヤやドラゴンを集めるだけの前作と比較すると、アイスホッケーや飛行ミニゲームでオーブを集めるという遊べる要素が追加されたので随分とゲームらしくなり、操作面でもカメラにイライラさせられることが大幅に減りダイヤ集めも地図表示のおかげで快適になった。ステージは同ワールドでも設定からして全てが異なる作りなので見た目にも飽きは来ないし、小難しいアクションも謎解きらしい物も特に無く、遊び易い低年齢やライト層向けのゲームとして綺麗にまとまっている。ストーリーは繋がっていないのでやるならこれだけで良い。
・フルボイス
・会話スキップ可能
・26ステージ
・全3ワールド
0 件のコメント:
コメントを投稿