【ゲームアーカイブス】Tから始まる物語

ACT PS1 ゲームアーカイブス


Kから始まるクソゲー。

プロローグ

モバイルPCに「TRAP」「TRICK」「TRIP」「TRUTH」という文字のみが書かれている妙なメールが何度も送られ苛立ちを覚える主人公。
その直後に家の一階から大きな音が聞こえ、駆けつけると見たことも無い黒い影に母親が飲み込まれてしまうところだった。結局助けることは出来ず呆然としていると、再び4つの単語のメールが送られてきて、開いてみると画面上に「T」の文字がびっしり並び、錯乱してPCを床に叩きつけて踏みつけていると別の世界へ飛ばされてしまう。そこには母親を飲み込んだ黒い影も存在するという話を聞きつけてそれを追うことになる。

難点しかありません

フィールドを歩き回って情報を集めダンジョンへ……というACTの典型で特筆すべき点は特にないが、その反面難点は山盛り。
カメラ操作ができる場所では360度自由に回転できるが、システム側も勝手にカメラ位置を微調整するのでブレブレで挙動が気持ち悪い。カメラ位置が固定の場所ではそういった問題はないが、固定なのに手前の障害物を透過していなかったり、横からの固定だと右や左の扉が見えなかったり、プレイヤーキャラに寄り過ぎで状況の把握ができず移動中に敵と正面衝突したり、全体を見渡す事が出来なかったり……とにかく問題点が目立つ
このカメラで上下に移動する小さな足場を乗り継いでいく箇所は苦痛そのもので、遠近感がわからず落下しまくる。扉を開いてエリア移動すると扉が閉まるまで操作不可な演出など、ほぼ全ての仕掛けや演出にイライラさせられる。

アクションでも操作感はカクカクで、連続攻撃のタイミングも連打ですら合わせ辛い。
武器は剣や斧などあるが見た目が違うだけで動作は一緒で技も無い。カメラが固定で奥行きが判別しづらく距離感が掴めないのに、当たり判定も曖昧で触れるだけで吹っ飛ばされるボス戦は苦行。
ジャンプの挙動も極端で、少しでも方向キーを押すとその方向へ流されて止まらないので、小さな足場へ乗る際の微調整がやたら難しいなど、小回り操作が困難でこれまたイライラ。

ミニゲームもやたらと難しい。
氷山の滑り台大ジャンプはボタンを押すタイミングが難しく失敗の連発だが、失敗するとまた山登りからやらされてしまう。難しいうえに面倒も上乗せする欲張りセットにイライラ。
ダンスのリズムゲームは方向キーとボタンの2つの組み合わせを見本に合わせて順番に押すのだが、1回見本が流れただけで7回・7回・15回を連続でやらされてしまう超絶難易度に震える。
上+△、右+□などを回数分全部覚えるのは面倒そのものだし、極めつけはお手本から自分の操作を受け付けるようになる切り替えのタイミングすら曖昧なので、そこから体感で覚えていかなければならない苦痛の上乗せ。
これらは強制イベントでクリアしないと先に進めない仕様。ここでもうあきらめた。つらいです。

まとめ

プロローグの意味はさっぱり分からないが、やばさの先を知りたい意味で続けたいと思わせる香ばしさはあった。が、そこがピークだった。
カメラも操作もミニゲームも全てが不快。操作していて楽しい・面白い・快適といった気持ちを欠片も感じさせない完ぺきな完成度。
一度はこのようなものを手に取って良いゲームと悪いゲームの違いを知るのも勉強です。

投げ銭でサポートする

人気の投稿

#zzz

自分の写真
発売から年数が経つタイトルでも比較的入手しやすいダウンロード版のあるゲームを中心に分け隔てなく遊んでレビューするブログ。Amazonアソシエイトなどのアフィリエイト広告の掲載あり。

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ