海賊SLG。
秘宝「アンク・オブ・マイト」を追いかけ行方知れずとなった海賊王フリント。フリントという絶対的なキャプテンを失い内部分裂寸前となった海賊団に、フリントの息子ロジャーか婚約者サラを新たにキャプテンとして据え、航行中の商船や海賊船から金銀財宝の収奪をして海賊としての名声を挽回し再建を図るSLG。海戦と収奪
街で海賊や宝を積んだ商船の話を聞くと地図上にアイコン表示されるようになり、そこをクリックすると海戦パートに移行する。海戦は海賊船の両側に設置された砲台から敵の船を砲撃し、耐久力を減らしたところで船を横につけると橋を架けて収奪パートへ移行する。
収奪はちびキャラの海賊たちがワーキャーと自動戦闘で戦い、敵のキャプテンを倒して勝利すれば、相手の船を奪って自分達の物にしたり財宝の武器を仲間に装備させて強化していける。
この流れを繰り返しながら名声を挽回し情報と財宝を集めつつ、フリントが目指していたという伝説の秘宝「アンク・オブ・マイト」に辿り着くことが目的となる。
秒で終わる味気なさ
主人公をロジャーかサラの男女2人から選択できるが物語に違いは無い。
物語は「アンク・オブ・マイト」を目指すため、鍵となる「秘宝の地図」「石版」「剣」の3つの情報を敵対海賊との海戦を繰り返しながら集めていくが、RTSのような遊べる要素が何も無いので単調な流れ作業に終始している。
アジトが狙われている噂を聞いて地図上にアイコンが表示されても行くまでは何も起こらないし、宝を積んだ商船の話を聞いても行くまではずっと同じところに停泊している具合で、ひとつひとつ順番にこなしていくだけなのでゲームに抑揚が無く退屈になる。
増えていく仲間やライバルの海賊、アンクオブマイトを狙う他の勢力など、面白そうなネタや雰囲気はいいものがあるが、イベントが少なく掘り下げが足りないので興味を引くほどにはならない。
収奪も命令がどう機能しているのか分かりにくいし、カメラは障害物の透過もないので戦況もよく分からない。そもそも相手がべらぼうに弱くて数秒で戦闘が終わるため戦術もあったものではない。
集めた財宝は部下たちに飲み食いをさせるお食事券としての用途しかなく、売ってお金に換えて船や仲間の強化といった育成もできない。お食事券と装備品以外は単なる収集品なので財宝リストの99個を集める作業にも張り合いがない。
海戦も収奪もゲームとしての厚みが薄っぺらい。
まとめ
戦略や育成などの「売り」やゲームとして遊べる要素が見当たらない単調さが特徴になっている。海戦は一隻だけで(敵は二隻の場合もある)、攻撃も左右に砲撃をするのみで、船上での戦闘シーンは秒で終わるため何が楽しいのか分からない。バグなどはなく最低限は遊べるのでつまらなくはないが、かといって面白いといえるところもない。地味の二文字で片付いてしまう。・声なし
・周回要素なし
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