ウィズライクの古典DRPG。
2つのクラスの組み合わせによる幅のある育成が特徴のDRPGだけど、個人的に一番注目したいのは、特定のポイントに餌となるアイテムを仕掛けておくと敵が引っ掛かり、エンカウントして戦うと何らかのアイテムを必ずドロップするというトラップエンカウント。そもそものエンカウント率が低い上に低コストで確実に逃げられる技もあり、長ったらしい戦闘を楽に回避できて反復に嫌気が差さないよう好印象を抱かせつつ、その七面倒な戦闘をトラップエンカウトで自ら起こしてしまうよう仕向けているのだから驚き。
トラップエンカウントでは勝利すると装備品が手に入り強化の楽しみを同時にくれるため、ただの雑魚戦でも面倒という気が起こらないし、探索モノやトレハンのように次々と新しい装備品が手に入るので、気づけば強化が楽しく数時間没頭していた。
装備がほしければ雑魚戦を繰り返して金を稼げのような“やらされ”を意識させる形になっておらず、トラップエンカウントで手に入る装備品の多くは店には並んでいないので、どんな装備があるのかすらプレイヤーには分からないから、XXが出るまでやろうなどの考えが湧くこともなく自分の判断だけで戦闘を続けるか満足して止めるかを選ぶことができる。やらされ感を打ち消すこのシステムは絶品。
戦闘演出の高速化などでもプレイを妨げる要素が省かれて、同じ作業でも嫌気が差さないような工夫が盛り込まれたプレイヤーに優しいRPG。
装備品の能力値も小さいスペース2ページを使っていてめくるのが面倒だし、クリア直前でも目的の画面を開くことに手間どうなど直感的な操作ができなかったUIは難あり。
混乱状態で戦闘が終わるとなぜか隊列の最後尾に移動させられ、戦闘終了後に隊列を自分で直さなければならないわずらわしさなんかもある。
食事の要素は内容のバリエーションが少なく要スキップだけど、戦闘演出のスキップは高速でもテキストスキップが低速のチグハグがあり、使いづらいUIでの食事の用意や、なかなか上がらない好感度も相まって間延びするから、好感度に関しては稼ぎ作業を意識させられた。
好感度の段階が上がっても態度は何も変わらないし、物語の進行状況によって絆レベルの上限が設けられていたり、強引な絆の押し付けもこの要素に反感を抱かせた。
絆を大事にするなら掘り下げは必要になるわけで、食事なんかのとってつけたようなイベントだけでは明らかに不釣り合い。この程度なら不要。各ダンジョン制覇ごとにイベント起こしてスペル解放&ポイント増でよかった。
序盤の隊列崩しは対策も戻す方法もなく、負けイベントかと思って適当に流したらゲームオーバーになって唖然。
エセルガルドまでは先入観でダンジョン内セーブができると知らずに進めていたせいもあるけど、この類のRPGには付き物な納得しがたいゲームオーバーは、自分の選択がまずかったから装備や戦法を練り直そうとは割り切れず、再戦する意欲が薄れ戻し作業の手間が面倒でたまらなかった。
どこでもセーブ可能なことがわかり、ボス前でセーブして負けた場合は対策を考えて即トライができたのが救いとはいえ、対策の難しい特定の技を撃ってこない・当たらないことを祈る運ゲーの側面が見え隠れする点はゲンナリのもと。
気になるのは、メンバーに入れていない2軍には経験値が入らないことや、残念UIでの好感度稼ぎや調合があるので、装備集め以外は無為な稼ぎのやらされに苛まれること。ライト層向けならこの辺りもどうにかしてほしかった。
戦闘演出の高速化などでもプレイを妨げる要素が省かれて、同じ作業でも嫌気が差さないような工夫が盛り込まれたプレイヤーに優しいRPG。
使いづらいUI、経験値や食事の好感度は稼ぎ作業
アイテム欄に一度に表示できる数が7個だけで並び替えもできないのに、素材を調合するときは毎回速いとは言えないカーソル移動で選ばねばならないので、食材の調合やアイテムの管理は面倒くささが圧倒する。同じ種類のアイテムもなぜか10個単位で分けられるから余計にかさんで使いづらいことこの上ない。装備品の能力値も小さいスペース2ページを使っていてめくるのが面倒だし、クリア直前でも目的の画面を開くことに手間どうなど直感的な操作ができなかったUIは難あり。
混乱状態で戦闘が終わるとなぜか隊列の最後尾に移動させられ、戦闘終了後に隊列を自分で直さなければならないわずらわしさなんかもある。
食事の要素は内容のバリエーションが少なく要スキップだけど、戦闘演出のスキップは高速でもテキストスキップが低速のチグハグがあり、使いづらいUIでの食事の用意や、なかなか上がらない好感度も相まって間延びするから、好感度に関しては稼ぎ作業を意識させられた。
好感度の段階が上がっても態度は何も変わらないし、物語の進行状況によって絆レベルの上限が設けられていたり、強引な絆の押し付けもこの要素に反感を抱かせた。
絆を大事にするなら掘り下げは必要になるわけで、食事なんかのとってつけたようなイベントだけでは明らかに不釣り合い。この程度なら不要。各ダンジョン制覇ごとにイベント起こしてスペル解放&ポイント増でよかった。
運がらみ要素
いきなり連れ去られて立て直しができず全滅など、ザラキやリセットボタンを押されたかのような興ざめゲームオーバーがそれなりに起こる。序盤の隊列崩しは対策も戻す方法もなく、負けイベントかと思って適当に流したらゲームオーバーになって唖然。
エセルガルドまでは先入観でダンジョン内セーブができると知らずに進めていたせいもあるけど、この類のRPGには付き物な納得しがたいゲームオーバーは、自分の選択がまずかったから装備や戦法を練り直そうとは割り切れず、再戦する意欲が薄れ戻し作業の手間が面倒でたまらなかった。
どこでもセーブ可能なことがわかり、ボス前でセーブして負けた場合は対策を考えて即トライができたのが救いとはいえ、対策の難しい特定の技を撃ってこない・当たらないことを祈る運ゲーの側面が見え隠れする点はゲンナリのもと。
まとめ
テンポがよく装備入手の流れもやらされではないので、戦闘を繰り返して装備を集めてキャラを鍛え、誰に何のサブクラスを付けてPTを構成するかを考え、装備を変えてみたりコマンド選択を試行錯誤して攻略する流れに水を差すことがないのは好感が持てる。よく出来た遊びやすいDRPG。気になるのは、メンバーに入れていない2軍には経験値が入らないことや、残念UIでの好感度稼ぎや調合があるので、装備集め以外は無為な稼ぎのやらされに苛まれること。ライト層向けならこの辺りもどうにかしてほしかった。
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