【ACT】さよなら 海腹川背【ラバーリングアクション】

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  • ロケットダッシュすらできない操作に初っ端は違和感を覚えた。
  • さよなら 海腹川背
  • ★★★★

ラバーリングアクション『海腹川背』のシリーズ作

PS版の『旬』に次いで発売された海腹川背シリーズのひとつ

過去作と比較すると細かい仕様の変更がある。困ったのはジャンプや移動によるロープの引っ張り加速がことごとく封じられて無印や旬と同じ操作をしてもロケットができなくなっていたこと。
無印と旬では地面にルアーを付けてジャンプで左右に振ればとてつもない加速が楽に付いていたのに、同じようにやっても加速がつかないからジャンプ距離が伸びず小さな落とし穴を飛び越えることすら四苦八苦してしまう初心者に逆戻りしてしまった。ロケットの他にもおたまが帰るまで逃げ続けて無駄な時間を過ごしたりもした。

難易度が低いという前評判通りにロケットができなくても難なく遊べたけど、過去作ではそんなことばっかり利用してやっていたから、歩いて扉に入るだけでは全体的に動きが緩慢で地味な絵面になりどうも楽しくなかった。これでは駄目だと思い代替アクションでもないものかとグーグル先生に相談すると、地面にルアーを引っ掛けてロープを手繰り寄せると加速がつきロケットができると知る。

過去作でロケットできなかった初心者救済のために方法を変えたらしいけど、こっちのほうが操作としてはタイミングを含め煩雑になっているから逆に難しい。
リュックを集めるためにはロケットはなくともそれなりのテクニックは要するわけで、それらができる程度の腕があれば旧ロケットなんて楽にできるだろうし、代替テクニックがあるから我慢できたとはいえ封じた理由はよくわからない。新規追加ギミックのトランポリンも川背さんがめり込んだりする出来はよくないし予測も難しいからゲームにも合っていない。新要素はイマイチだった。

覚えてしまえば従来通りの楽しさ

ロケットの他にもロープ反動の強弱やジャンプをするごとに減速するなど結構違うことが多く、加速をつけたら取りあえずジャンプしてたから癖の矯正から始めなければならなかった。
とはいえ、『さよなら』は『旬』にあった超難易度ステージが無くなっているから付け焼刃のテクニックでも比較的簡単にクリアでき、ゴムロープの反動により大胆なショートカットが色々狙える点や、全く出来なかったことがいつの間にか出来るようになる自然な上達の実感は据え置きのままなので、未知のステージをおっかなびっくり行けるかなで突破していくのは相変わらずの楽しさがある
残機の概念をなくしてステージ選択制にしたことで、アンロックしたステージならどれでも練習ができるようになった変更もありがたい。旬は通ったルートだけだったから。

振り子の加速が足りなくて足場に届かずトゲに刺さりまくった個人的最高難易度のF54でも58回程度のやり直しで済んだ辺り難易度はやっぱり控え目らしい(ショートカットは思いつかなかったから右端のはしごから上に行って振り子ジャンプ2回)。
新要素はイマイチだしロケットの新仕様に困惑させられるも終わってみれば扉もリュックも制覇するほどについつい楽しんでいた。欲を言えば、旬の重量級川背さんのデブ感が好きだっただけに、使用キャラの変更が可能ならばわけのわからない特殊能力などではなく体重や反動とかの性能自体に変化がほしかったというところ。

ScreenShot


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