断末魔がクセになる死にゲーACT。
概要
敵を蹴散らし突っ走ってゴールに向かう単純なACTだけど、それをさせじとプレイヤーを挫けさせるステージデザインが高難度。- 2段ジャンプ、突き、蹴り、壁張り付きなどを駆使してゴールへ向かうACT
- ボスはおらず正確かつスピーディな操作でステージ攻略をする純粋なACT構成が特徴
- ステージ数は11+おまけで5
ブロックの側面に張り付きながら一定のタイミングで出てくる小さな足場のタイミングを見極めて乗り継ぐ合間でも敵が出るし、それらの敵の動きも一癖あり、一定の距離を置いてから突進してきたり自由自在に飛び回りながら襲ってくるなど、倒すことすら難しいという仕打ちを受けるので初見ではうんざりしがち。
でも歯を食いしばりながら対策を練り地道に歩を進めていけば突破できる難易度に留まっているので、次第に上手くなっているという実感に繋がり楽しくなってくる。
そこに爽快感を加えてくれるのが演出面。
敵を針山に突き落したり回転ノコギリに向けて蹴っ飛ばせば、真っ赤な飛沫が飛び散る演出で画面が覆われる。何度も繰り返して操作が上手くなると軽快にぶっ飛ばせて気分爽快だけど、その操作に要求されるレベルが高いから序盤にぶっ飛ばされるのは主人公となる。
足場が小さかったり移動をするステージ構成の嫌らしさであり、一定の距離を取ったり真上から攻撃してくる敵の嫌らしさであり、猶予がほとんどなく後ろから回転ノコギリが迫る仕掛けの嫌らしさであり……、ステージが進むごとにこれらが組み合わさってくるからたまらない。この段階に到達できるまでに挫けそうなACTの腕前だと楽しめないかもしれない。
難易度的にアドリブでの対処が必要になるのでゴリ押しができず実力突破が求められるムズゲー。
それだけに理不尽一歩手前のステージを華麗な操作で突破すれば悦に入ること間違いなし。敵を倒してポイントを貯めたら任意の場所でセーブができるので同じことの繰り返しを排除してくれている遊びやすさも◎。
初見では嫌らしい構成で死にまくるも、慣れたら颯爽に動けるようになる上達感と高難度ステージを突破したときの高揚感が楽しい。近年のヌルゲーに嫌気がさしたらどうぞ。
難点は蹴りと突きのボタンが同一なことで、蹴る場合は方向キーをいれずに押し、突きの場合は方向キーを入れてからというクセのある操作を求められる。蹴ろうと思ったら突いて、突こうと思ったら蹴ってなど、ダッシュ突きの操作もタイミングが曖昧だから失敗も目立つ。
思い通りの操作がままならないから慣れるまでは無駄にやれれてしまうことが多く、操作によるイライラは多少なりとも意識させられた。ジャンプと攻撃の2つでしかボタンを使ってないから余りまくっているわけで、蹴りと攻撃のボタンは別々にしておいてほしかった。
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