『Our Love Will Grow』の2作目。
一見すると季節の概念が導入されたように見えるが、舞台は冬から一切変動しない見掛け倒しで拍子抜け。主な変更点は2つ。主人公の性別が選択できるようになったこと、お使いイベントで道具や作物のタネなどをアンロックして行動範囲を広げるクエストクリア型になったこと。日本語はない。
牧場要素は薄れイベント重視に方向転換
舞台が冬になったので牧場仕事は家に隣接した洞窟内で行うことになる。畑は初期段階では3か所。増改築はイベントやアイテムで封鎖された畑などをアンロックしていくことになるが、追加されるのは3+3+6+6と前作と比較しても+1されただけ。
そのうえ、作物を育てる必要があるのはイベント用に使うものだけでよく、前作から作物の売値が大幅に落ちて手間と利益が釣り合わないため、釣りで高確率で手に入る魚や素材を売った方がよっぽどお金が貯まる釣りゲーになっている。
家畜もイベントで牛や豚、ヤギなどが各1頭ずつ手に入るが、彼らにも好感度が設定されていて、要求してくるアイテムを与えて好感度を最大まで上げると、お返しにアイテムをくれるというイベント要員になっている。
農具のグレードアップもイベントでのアンロックになり、家の増築は存在すら消された。元から薄かった牧場要素はさらに薄れて牧場風のお使いゲームへと変貌した。
その反面で強化された点がストーリーの追加やイベントの増加。
その反面で強化された点がストーリーの追加やイベントの増加。
街の市長からの依頼ごとにストーリーは区切られていて、キノコスープを作って持ってこい、ワインを作って持ってこいなどの依頼をクリアすると、その段階でのサブイベントもアンロックされていく。
市長からの依頼をクリアすると新たな道具が貰えるイベントや市場に並ぶ作物の種が刷新され、行き詰まっていたサブイベント用の作物や道具が手に入り、今までなら調べることができなかった地点をそれらで突破すると、また新たな行き詰まり地点にぶち当たる。そのころには市長依頼をクリアできるアイテムも手に入っているので……というイベント進行の繰り返しとなる。段階が進む過程の流れは前作同様にスムーズなので悪くない。英語が分からなくてもアイテムはアイコンでも表示されるので何とかなる。
好感度システムは前作同様で、攻略対象の誰かの好感度をプレゼントやイベントで最大値にしておけば、最後の市長依頼と絡ませた恋愛イベントの後に結婚してエンディングになる。
市長からの依頼をクリアすると新たな道具が貰えるイベントや市場に並ぶ作物の種が刷新され、行き詰まっていたサブイベント用の作物や道具が手に入り、今までなら調べることができなかった地点をそれらで突破すると、また新たな行き詰まり地点にぶち当たる。そのころには市長依頼をクリアできるアイテムも手に入っているので……というイベント進行の繰り返しとなる。段階が進む過程の流れは前作同様にスムーズなので悪くない。英語が分からなくてもアイテムはアイコンでも表示されるので何とかなる。
好感度システムは前作同様で、攻略対象の誰かの好感度をプレゼントやイベントで最大値にしておけば、最後の市長依頼と絡ませた恋愛イベントの後に結婚してエンディングになる。
主人公の性別次第で攻略対象の性別が入れ替わるが、イベント内容はおそらく一緒なので性別変更をして遊ぶ意味合いはほとんどない。エンディングのエンドロール中にエラー落ちするからクリア後に続けられるのかは分かりません。
どうにかしてもらいたかったのがセーブ関連。
どうにかしてもらいたかったのがセーブ関連。
前作もそうだけど、セーブは自宅で寝ると強制上書きされてしまい、周回要素がないから1からの再プレイが面倒すぎる。適当なところまで進めたデータを退避させておくしかない。グラフィック面も完全に据え置きでキャラドットすら使いまわしも多い。主人公すら同じってどういうこと。
牧場物語とは似て非なるものその2
焦らせる要素のない遊びやすさは据え置きのまま、移動速度を上げられるようになった点や、主人公の性別が選べるようになった点、前作では空気だったNPCにもイベントが追加された点など、追加要素自体はゲームの方向性と合っていて内容は充実されている。足りなかったのは自分で手を加えられる自由度。イベント内容は、XXが足りない、YYを持ってこいなど、ほぼ全てがお使い。稼ぎやたらい回しがないので面倒という気分にはならないけど、敷かれたレール通りに進めるしかない遊びに欠くゲーム性ではやらされ感が出る。イベントが増えたことにより内容が充実されて楽しさが増したのは事実なんだけど。前作と今作がフュージョンしたら丁度いい。
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