カタナがとても強いアクション寄りFPS。
敵は数で押してくる人海戦術が激しいから、物陰に隠れて状況を見ながら立ち回るのではなく、常時刀を振り回して銃弾をぶち込むランボーな戦いが繰り広げられるFPS。火炎放射器で消毒もできるよ
カタナなら雑魚に限れば1発で切り伏せられて、プレイヤーに向けて猪突猛進で突っ込んで来てくれるから、待ちガイルと後方ステップの後ずさり戦法で無双ゲーのようにザックザクに切り刻めるし、遠距離攻撃をしてくる敵だろうと前方ステップで一気に距離を詰めてしまえば楽々バッサリいける。敵を切ると回復したり一定量まで無限に使える回復技があるバランスだったり、車やドラム缶をはじめオブジェクトに一撃食らわせると大爆発してみんな吹っ飛んでしまうなど、バランスや演出的からして頭を空にして楽しめる爽快なバカゲーといえる。単なるバカではなく前後左右の素早いステップで避けたり詰めたり状況に応じて反射的に動けるから考えた操作と一致しやすくチャンバラにも熱が入るし、カタナが強いから出番はほとんどないけど銃火器の種類も7と多く、とりあえずオブジェクトにぶっ放して敵をまとめて爆発させてみるという爽快感もストレス解消にいい。
この爽快なヒャッハーに水を差すのがMAPが存在しないこと。目的として指示されるコンソールがどこにあるのか爆弾を仕掛ける場所はどこなのかなどは歩いて探すしかない。「戻って門を開ける」と言われてもドコに戻りドコの門を開けるのかの確認すらできないから迷ってしまう。封印を解いて通れるようになった扉がドコなのか、カギを手に入れても施錠された扉がドコなのか、MAPがないことにより歩き回る“だけ”の時間が増えてしまう。ムカついてそこらのオブジェクトに八つ当たりしてたら、おおよそ爆発するとは思えないものが大爆発してお仕置きされるのもまたムカツク。
敵の種類が少なく立ち回りが同じになるのも考え物。技を使うには「Wを2回押したあと左クリック」などの簡単なコマンドを要すアクション性の高いゲームではあるが、敵さんの単なる突撃人海戦術をやるだけの戦わせ方には芸がなく、ボスの攻略法も肘や膝のシールドを破壊して剥き出しになった弱点を攻撃する同一のものなので、コマンド入力も立ち回りも変化せず同じことの繰り返しとなってしまう。軽快な操作性や豆腐のように一刀両断できる爽快さは楽しいとはいえ、周回をしているわけではないのに常に既視感がチラついてしまう変化のなさは飽きも早かった。
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