ヤバゲー。
- 立ち絵に下部テキストのスタンダードなADV
- 学園物で学内の生徒会に因縁を付けられ刺客とミニゲームで勝負をする意味の分からないお話し
プロローグ
主人公の祖先が善行に対する恩返しを申し出る相手に「100年後の子孫に頼む」と暗に断りを入れたが、それから丁度100年後に曾孫の「しずく」と名乗る女の子が恩返しのためと主人公の元を訪れてきた。その日から恩返しの押し売りによる奇妙な関係の同居生活が始まるのだった……。やばいセンセ～ション
プロローグだけを見るとドタバタコメディのような雰囲気を感じるが、本編はそれとは大きくかけ離れたトンデモ設定の学園ものになっている。いろいろ問題点はあるが、まず大半の攻略対象キャラクターが電波的にぶっ壊れているのが大問題。女性第一をスローガンに掲げる生徒会会長の腹心として、女生徒と口論となりエアホッケーで負かしたという理由だけで主人公に因縁をつけてくる不愉快な人間ばかり。
問題のあるスローガンを掲げる生徒会の時点でおかしいが、そこの会長が「女性が幸せになる学園生活を」などと言っておきながら、負けが込み旗色が悪くなると主人公の家に居候するしずくをさらったりと無茶苦茶で、その取り巻きのモブもそれには目もくれないで主人公に牙を剥く。やばい。
問題のあるスローガンを掲げる生徒会の時点でおかしいが、そこの会長が「女性が幸せになる学園生活を」などと言っておきながら、負けが込み旗色が悪くなると主人公の家に居候するしずくをさらったりと無茶苦茶で、その取り巻きのモブもそれには目もくれないで主人公に牙を剥く。やばい。
解決テキストが面白かったり痛快な物になっていればバカゲー展開とも言えるが、腹心はミニゲームで負けただけで生徒会側にあっさりと盾突くし、なぜ生徒会の主義主張に与するのかの理由も特に描かれないので都合のいい木偶の坊でしかなく、人物像の掘り下げをするべき主張転換の山場をミニゲームで簡素に済ましているため、攻略対象としての魅力を生む場面が見られない。
物語の根幹である生徒会長の思想の背景すらも描かれていないので、展開に説得力が伴わず不愉快なだけで読む気にもなれない。そもそも恩返しの話は一体どこへ……。
低価格ゲーだから下地の設定なんて最初から考える気がなかった安かろう悪かろうが滲み出ている。
学内で行き先を選んで好感度を上げる場面では、誰が何所に居るか分からないお馴染みの前時代システムがあり、攻略対象8人（たぶん）に対して学内は20以上ある供給過多なので誰もいないのが当たり前となる。
学内で行き先を選んで好感度を上げる場面では、誰が何所に居るか分からないお馴染みの前時代システムがあり、攻略対象8人（たぶん）に対して学内は20以上ある供給過多なので誰もいないのが当たり前となる。
物語の最後は生徒会長と決着をつけることになり、学園中を回ってモブとミニゲームを繰り返しながら生徒会室のカギを探すことになるが、その場面ですら「誰もいないな、他へ行こう」を見せられる。これはいけない。
シナリオやばい、キャラやばい、システムやばい、ぶっ飛びが楽しめるバカゲーでもないから体が震えるレベルのやばさに戦慄する。
・フルボイス
・テキストスキップあり（カクカク）
・エンディング数20
シナリオやばい、キャラやばい、システムやばい、ぶっ飛びが楽しめるバカゲーでもないから体が震えるレベルのやばさに戦慄する。
・フルボイス
・テキストスキップあり（カクカク）
・エンディング数20
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