バックパックに詰めた厳選アイテムでダンジョンを攻略するローグライク。
デッキ構築をバックパックでやろう。
バックパックに詰める武器防具などのアイテムは、周囲にバフだけでなくデバフを付与してしまうものもあるが、配置次第では逆に強力な効果をもたらすこともあるので特性を把握して上手に配置しよう。
3フロア*3の計9フロアで終わる短編ローグライクで、ボリューム不足は計5人いるキャラの差別化でカバーしている。
宝箱や敵の小部屋がランダムに並ぶダンジョンは制約なく自由に動ける
戦闘はシンボルエンカウントの典型的なターン制で、プレイヤーはターンごとに与えられる基本3回の手数でバックパック内の武器や消耗品を使用する。敵は種類によって攻撃以外にデバフや回復などを組み合わせたり様々なことをしてくる。
勝利するとアイテムがドロップされるので、必要なものをバックパックに収納しながら戦力を充実させていく。基本は9階が終着点になるが、アーケードモードなら踏破した後バックパックの状態そのままで『ドラゴンボール』のインフレ並みに敵が強化される周回に挑戦できる。
初期キャラのパースはレベルが上がるとバックパックの空き容量に隣接している部分を3~4個拡張できるので、バフ・デバフ・シナジーなどの特性を考慮しながら位置や向きを含め取捨選択することになる。
ほかのキャラはテトリスのような固定ブロックの配置で拡張したり、戦闘に参加するペットを連れ歩いたり、GUIのプログラムのようにバックパック内で一定方法に流れる命令が意図したものになるよう配置を考えさせられたり、キャラによってまるで違う遊びができる。そのため全9階でもボリュームは満足できるものになっている。
ダンジョンから持ち帰ったアイテムを資金にして街を発展させていく要素もあるが、最初こそ必要なアイテムを持ち帰ることや発展によるNPCの登場などで楽しめるものの、発展したからといって何か変わるわけでもない形骸化した要素なのが早い段階で見えてしまうため面白さはない。
ダンジョン産アイテムにはプレイヤーの外見変更や舞台設定を掘り下げる秘宝などもあるけど、これもこれで見た目が変わるだけで体験は据え置きだし、日本語がエキサイト翻訳気味なので手に入れたところでスキップ案件になってしまう。ストーリー自体もあってないようなもの。ダンジョンアタックがメインであとはおまけと割り切ろう。
ローグライクとして
配置をアレコレ考えていると相乗効果や思いがけないシナジーを得て余裕になったかとおもえば、「シレン」でいうゲドロのようなアイテムの劣化や無効化の攻撃でシナジーが解消されてうっかりやられてしまったり。その対策をするため、アイテムの取捨選択だけでなく状態異常や敵の特徴などの把握に抜かりがないよう頭を悩まされているうちにハマっているのを実感できる。
それらが実を結ぶ頃にはよほど運が悪くない限り突破できてしまう難易度なのでローグライク初心者でも難なく遊べる。「アークドラゴン」や「ガイコツまおう」に代表される理不尽モンスターも特にいないので持ち物検査のような窮屈さもない。
難点はキャラやクエストごとにまちまちなバランス。
特にカエルのトートだけはデッキ構築にほぼ手を加えられないカードゲーみたいになって難易度が跳ね上がるので、道中の強化がほとんど期待できず銭投げ武器の連射による強引突破しかできなかったほど(イージーでギリギリ)。エンディングには全キャラ1度は最下層をクリアしないといけないのでカエルがラスボスともいえる。
カエル以外でも難解なクエストはチラホラあるが、すべてのクエストをクリアする必要はないので、できそうなのを選ぶだけでもエンディングはみられる。
ダンジョン自体が小さくて1プレイも数十分と短く全滅の喪失も薄いので、やりがいの観点からすればつまらない部分にもなってしまうが、次から次に目新しいアイテムが登場することや形だけとはいえ街並みの増改築などが見返りとなり、短い間隔の戻っては潜りの作業的な流れを楽しいものにしてくれる。お手軽ローグライクとしておすすめ。
まとめ
- バックパックのインベントリ管理が重要になるターン制ローグライク
- 9階までしかないボリュームは5人の差別化したキャラでカバー
- バックパックの特徴はやられて覚えてを繰り返すうちに自然とハマるバランスに落とし込めている
- 短いダンジョンと発展できる街の行き来は意欲を維持しやすい
- 基本はローグライク初心者でも窮屈にならない優しめの難易度だが、一部の制限クエストややりこみ要素のエンドレスモードは難しい










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