
仲間ドラフトの異能バトルADV。
ナイトメアと呼ばれるバケモノが人を襲う事件が多発している海底都市ブルージェネシスが舞台のADV。ブルージェネシスの学校に転校してきた主人公・片山弘樹が、転校初日にナイトメアに襲われたことを切っ掛けに、ナイトメアに対抗できる力が覚醒してしまい戦渦に巻き込まれていく。
ナイトメアと戦う力を持つ仲間を集める
一人でナイトメアと戦うことは困難と判断して仲間集めに奔走するADVパートと、敵と戦うコマンド選択の戦闘パートに分かれている。ADVパートは、立ち絵に下部テキストの基本的な構成のほかに、全体マップから力を持つ仲間候補に会いに行くフリームーブモードがあり、フリームーブモードで行き先を選び3~4人に会うと帰宅して1日が終わる。毎日この流れを繰り返す過程で仲間を増やしていき、発生したイベントを仲間とともに乗り越えて物語を進めていく。
フリームーブモードでは誰がどこに居るか文字で表示され、重要なイベントの場合は文字が赤くなるので見落としがない親切なシステムなので遊びやすい。
コマンド選択の典型な戦闘

コマンド戦闘
戦闘システムは、ターン開始時に仲間全員の行動を決定すると、速さのステータス順に行動し、全員が行動を終えるとターン終了で再度行動を決定するいわゆるコマンド選択型。
キャラはPP(精神値)を利用して攻撃や回復などの技を出すが、HPとMPのように分かれているわけではないので、攻撃を受けてもPPが減少し、PPが0になると戦闘不能となる。
経験値の概念は無く、成長要素は戦闘終了後に低確率でPPやステータスが微増するのみ。
仲間候補は14人、仲間に入れないと敵方へ
仲間の候補者は、フリームーブモードで何度か会いに行き、ナイトメアについての事情を話していくことで仲間になってくれる。仲間を増やしながら日付を進めてイベントをこなしていくと徐々にナイトメアの発生源が明るみになっていく。ただし、仲間は無計画に引き入れていると大きな罠が待っている。仲間に入れたが時間が足りず会いに行かなかったりイベントを起こせていないと、ナイトメアに寄生されて体を支配されるという形で敵にまわってしまう。敵にしない手段はなく支配されると二度と戻らないので仲間ドラフトの指名は計画的にしよう。
仲間は、友達、元恋人、兄妹、生徒と先生、医者と患者などの様々な関係で繋がっているので、兄妹が敵同士になったり色々なパターンのセリフが楽しめる。これがこのゲームの特徴である。
- 好感度は選択肢やミニゲームの結果次第で増減する
- 仲間候補は男7、女7の計14人で、仲間は最大7人まで
- 最終的に好感度の一番高いキャラとのエンディングを迎える
仲間は物語には絡んでこないチグハグが惜しい
仲間は加入イベントなどで普段表に出さない内面や過去のトラウマまでさらけ出すようなイベントが存在する。そのイベントは主人公自らの命も危険になるような特殊な場所で発生するので、戦いを通して「命を賭しても守る」という主人公の行動が、信頼できる人物としての絆を生む流れを自然にしている。これらキャラ別イベントはよく出来ているので全部見たくなってしまう魅力がある。しかし、ゲーム期間がわずか20日程度しかなくイベント量が絶対的に足りないので、内容は魅力的といえど掘り下げの描写が弱いから印象に深くは残らない。また、シナリオのイベントに絡む仲間のセリフは、誰をどの順で仲間にしても違和感が生じないように喋らせたという相槌が多く、主人公の問題に終始している物語には大して絡んできてもくれない。せっかく仲良くなってもこれでは盛り上がりに欠ける。
RPGのように共に成長するのではなく、あくまでも一歩引いた引き立て役の仲間で終わっている。仲間選択の自由度の弊害でしかたないのだろうが物足りなかった。
そのほかの問題点は、同時攻略が難しく分岐もないので各EDを見るのが手間なこと。
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