学園祭の後夜祭で一世一代の大勝負。
学園祭のクラス実行委員長として、他の委員に準備活動の適切な指示を出して学園祭の成功を目指すSLG。主な目的は、実行委員の仲間達と協力して高校最後の文化祭を成功させること、文化祭後の後夜祭のダンスパーティで告白をすることの二点。
準備活動を通して仲間との関係を深めることで、女の子との恋愛であり男の子との友情の物語が楽しめる。
文化祭を成功させるため奔走する主人公
文化祭の出し物は、たこ焼き、お化け屋敷、人力飛行機の3つがあり、ゲーム開始直後に実行委員の多数決で決める。出し物がどれになっても、準備作業には材料、衣装、接客など全部で6つの項目があり、他の実行委員は自由に項目を選んで準備を始める。
1つの項目には最大3人まで作業が可能なので、進行度の数値の低い作業に人員を割り当てたり、気になるあの子とペアを組んで好感度を稼ぐなど、プレイヤーのマネジメント能力が問われることになる。
プレイヤーのやることは、各作業の進行度と人間関係をよく考えて、誰をどの作業に割り当てれば円滑に進行するかの工夫のみ。
進行度の低い項目があれば、誰かをその作業に充てるように指示を出し、仲の悪い者同士が作業をしていると効率が落ちるので、どちらかを別の作業の手伝いに行くよう指示を出す。
主人公はどの項目でも自由に選べるので、準備のペア活動を利用して実行委員達の友情度や好感度を上げていける。
好感度が上がれば週末のデートイベントや平日の学内でも準備活動前にイベントが挿入されていくため目に見える変化で達成感も得られる。
R.E.S.システム
このゲームの特徴に「R.E.S.システム」という会話イベントある。これは、テキストの無い音声のみのリアルタイム対話で、相手の話に対して○ボタンで肯定、×ボタンで否定、何も押さないと無視の反応を返せる。
基本的に4回の返答をしたら会話が終わり、怒らせた場合は途中で一方的に打ち切られたりする。
まとめ
作業進行度を隣のクラスと競うゲーム的なイベントがあるが、難易度は負けるほうが難しいほどに低いのでギャルゲーに集中できる。ゲーム期間が文化祭前の一か月と短い上に、日常を描く場面がほとんど無ければ肝心のイベント数も少ないため感情移入を誘う描写が足りていない。文化祭前になると突然急展開を迎えるか、見せ場らしい見せ場の無いまま終わるので、クリア後に余韻に浸ることも難しい。
特徴であるRESシステムも、相手が話しを終えたらyes/noの反応を返すだけなので、リアルタイムレスポンスの名とはかけ離れた電話認証のようなコミュニケーションでしかないし、CGモードやテキストスキップが無いシステム面にも時代相応の難がある。
ギャルゲー全盛期に量産されたうちのひとつ。絵が好みなら……。
・フルボイス
・テキストスキップ無し
・アルバムモード無し
・名前変更可
・攻略対象5人
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