
世界を取り巻く状況が北斗の世紀末。
概要
- キャラ毎に違う武器やトラップを活用しつつ遺跡に潜るミッションクリア型ARPG
- 舞台は腐敗した支配階級の貴族によって民衆が困窮を強いられている暗黒時代、偶然発見された膨大な財宝の眠る遺跡「アスラ・ファエル」に集まる冒険者の街「カルス・バスティード」
- 遺跡は魔物や罠の巣窟で訪れる冒険者を死者が上回るほど危険だが、現状を憂い一攫千金の富や名声を夢見る者、またある者は永遠の命という行き過ぎた欲を満たすためなど、遺跡を訪れる理由は出身や身分などで様々に描き分けられている
- 様々な生い立ちの仲間や多数のNPC、選択できる12の国や地域がある世界など、それら設定の深さやテキストの評価が高い
キャラメイク、街で仲間を誘って遺跡へ

仲間は13名
-
キャラクターメイキング(主人公のみ)
- 名前/性別/身分(使用武器)/出身/遺跡へ来た目的/これらの設定をする
- 使用武器に関しては、ここで選択した武器以外は使えない
- 身分・出身・目的は、主人公の能力や仲間の好感度、イベントやエンディングのテキストに少し影響する
仲間に入れることの出来る人数は2人までだが、遺跡内に居るとき以外ならいつでも入れ替えは可能。仲間に誘った時や特定の場所に行った時に条件を満たしていればイベントが起こり、好感度の高い仲間とは個別のエンディングも用意されている。
ミッションクリア型アクション
ミッションはゴールへの到達、そのフロアに居るボスの撃破などでクリアとなるが、中には誰かを救出する、敵を倒して一定の金をためる、敵を倒さず進めなどの特殊なクリア条件が設定されていることもある。
操作は上下左右4方向にマス単位に歩くだけでダッシュやジャンプはできず、武器によって攻撃範囲や速度は違えど溜め撃ちや必殺技などもない単純なもの。
操作は上下左右4方向にマス単位に歩くだけでダッシュやジャンプはできず、武器によって攻撃範囲や速度は違えど溜め撃ちや必殺技などもない単純なもの。
トラップは地面に設置して自分や敵が範囲内に入ると起動するが、凍らせたり燃やす多種多様なトラップがあるも補助としてすら存在感に欠く(使うまでもない)。
歩いて単発攻撃をするだけのアクションに終始して最後まで体験が変わらないので特徴といえるほどの要素はない。
単発攻撃のみなので操作の慣れ以外の上達や爽快さの上限が低く、育成もレベル上げと装備変更の数値上げくらいだから満足感は得にくい。ボスもパターンを読んで動きに対応するのは歩くだけでは到底できないので、回復薬を可能な限り積んでレベルを上げて物理で殴る力押しがほとんどになる。アクションとしてのおすすめ要素はあまりない。
選択ひとつで仲間が死んでしまうこともあるが、その場面でも罵倒する者や擁護する者、無関心を通す者や同情する者など様々な人間がいる。キャラメイクで聖職者を選んで目的を金稼ぎにすると軽蔑されたり反応も様々。
それらの言動の根底には凄惨をきわめる世界情勢があり、取って付けた浅い設定だと白けてしまうところを、仲間以外のNPCの豊富な会話パターンなども借りながら状況に説得力を持たせてあるから感慨深いものにしてくれる。そのおかげで地獄のような世界で紆余曲折を経て今がある仲間の言動が感情に届きやすいものになる。
出身地や身分で使用する文字が違うことを表現するなど、細かな設定やテキストの変化がこのゲームの一番の特徴であり魅力的な要素。
下地がしっかりしていれば想像を掻き立てられ世界に浸れる。この表現力は理想的。アクションはシナリオ展開の段落的な要素と割り切ろう。
難点は仲間が魅力なのに引継ぎなど周回要素がないのでイベントやEDを見るのが大変なこと。
・声なし
・周回要素無し
・テキストスキップあり
・声なし
・周回要素無し
・テキストスキップあり
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