記録と解放で展開を変える特徴を持つADV。
同じ日の同じ話を延々繰り返すだけのループものADVだが、ループする話の中の出来事を「記録」して、次回プレイ時に「記録」した出来事を「解放」すれば、物語の展開を変化させていける。雨が降る事を記録していると……
「外に出て雨に降られる」という出来事を記録して、次の回でそれを解放すれば「これから雨が降るから外に行くのはやめておこう」という流れになり、外に出ずに室内にいるという新たな展開に分岐させることができる。ループをする同じ日の同じ出来事が「記録」と「解放」によって様々な変化を見せ、他にもドアのカギを開けたということを「記録」していたら次回では最初から開いているなど些細なことでも変えていける。この「記録」と「解放」を使い、ループするシナリオからほころびを見つけ抜け出すことを目指す。
記録と解放は特徴的でもヒントが無く難易度が高い
「記録」と「解放」は面白い要素なのは事実だけど、「記録」した出来事によっては話が何も変わらずループをし続ける上に、「記録」は5つまでしかできず、「記録」するべき出来事についてのヒントも無いので難易度がとても高い。自力クリアはかなり難しい……というか無理なので、どうしても攻略本を片手に進める作業的なゲームになってしまう。ヒントを入れるなり分岐の表などを作り遊び易くしておけば自分で試行錯誤するゲーム的な楽しさもあったろうが、これではネタバレを見ながら敷かれたレールの上を歩く作業で味気ない。シナリオを変えていく特徴自体は面白い試みでも遊びやすさが置いてけぼり。繰り返し作業が苦でないなら。
・名前変更可
・声無し
・テキストスキップあり(スキップに未読を含めるかどうかの変更ができる)
・アルバムモードあり
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