【PS1】小さな王国エルトリア【自由度のない街づくり】

★★ PS1 SLG ゲームアーカイブス 箱庭

小さな王国エルトリア

エルトリア王国の王子となり国を発展させていく王国運営SLG。

エルトリア王国の王位継承者の王子には、現国王に代わりエルトリア王国を統治し王国を発展させ民を導くこと、王位継承者としての証である「戦士の証」と「賢者の証」を手に入れることの2つの試練が与えられる。
  • 土地の開拓、建物の建築などのコマンドで国を発展させていく超簡易『シムシティ』
  • 王国の近隣の治安を守るため調査を行うコマンド選択制の戦闘や、城下町の視察でイベント回収などRPGの要素も盛り込まれている
  • パッケージに載っている4人との個別EDあり

開発コマンドで街を発展させて人口を増やすのみ

  • 開発コマンド一覧
    • 土地の開拓 : 未開拓の森林地帯の木を伐採して土地をならす
    • 都市の開発 : 家や店を建てる
    • 技術の開発 : 全部で6の技術があり、土地の開拓費用が減ったり国内生産の収入があがる
    • 施設の充実 : 学校や公園などの公共の施設を建てる
    • 税金の徴収 : 年2回税金の徴収をする
開発コマンドの内容は費用と日数をどの程度使うかを決めるだけで、家や施設などの建物を建てる場所は固定のため自分なりの街づくりということは残念ながら不可能。
施設を建てると教会ならシスター、学校なら先生といったキャラクターが登場し、技術を上げると砂利道に石畳が敷かれたり家の外観が変わり、開発開拓が進むと自動的に人口が増えていき税収も増えていくが、発展の具合も一定の数値ごとに固定された変化をするだけ。

古き良き2Dゲームの雰囲気しかない

このゲームは「都市開発SLG」と銘打ってはいるが、実際にやることはとても簡単なもの。
開拓・開発・建設は使用する金額と日数を決めるだけで建設場所は固定だし、税金を50%取った所で一揆や反乱が起こったりするわけでもない(不満度が100%になるとゲームオーバー)。

自分なりの国造りができず、機械的にコマンドを選んで決まりきった形に国を発展させるしかないので、「都市開発SLG」の売り文句には釣り合っていない。
期間が2年と短くて時間が足りないから完全な形に国を発展させることすら難しく、クリアに必要な地区の開発や建築物は決まっているのにヒントがないなど、敷かれたレール通りで尚且つ効率よく進めなければならないという自由を許さないゲームデザインがまずダメ

経験値もお金も無いプレイ時間稼ぎにしかならない戦闘は一歩進めるだけでエンカウントも珍しくないから面倒が前面に出る。
童話風のグラフィックも肝心のイベント数やテキストの量が少ないからキャラの魅力を描く前に終わってしまい宝の持ち腐れ。
街並みのグラフィックの出来も良いけど遊べなければ飽きも早い。ビジュアル面以外のゲーム要素が作りこみが甘い
『シムシティ』のようなものを求めているなら発展に手を加える要素は無いし、キャラゲーを求めている人にもイベントが少ないから世界に浸れない中途半端。
  • プレイヤーそれぞれの国造りを可能にする
  • イベントを増やす
  • ゲーム期間を長くする(クリア後も続けてプレイ)
  • 戦闘での育成を可能にする
街並みだとかビジュアル面は良いわけだから、ゲーム部にこのような要素があれば結構良いゲームになっていただろう印象は持てる。ネタは良かった。

・声なし
・テキストスキップあり
・主人公名前変更可
・アルバムモードなし
・周回時に引き継ぐ要素なし

ScreenShot


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