カルティアで様々な魔法や幻獣を作り出すことが特徴のSRPG。
「トキサ」と「ラクリマ」のダブルヒーローで視点を変えて描くシナリオ
行き先の選択や個別イベントなどの無い読むだけの第三者視点によるシナリオは、各所で交差しているので、お互いをプレイすることで一方の話では描かれていなかった部分が判明して理解が深まるようにできている。シナリオ重視のSRPG。「カルティア」で武器防具、魔法や幻獣を創造する
システムの特徴は「カルティア」という素材を使用して装備や幻獣を作り出すことにある。カルティアを使用するためには、無地カルティア、文字テクスト、文法テクストが必要となり、それらは戦闘マップに隠されていたり戦闘終了後に手に入る。-
無地カルティア
- 文字の書かれていないカルティア
- この無地のカルティアに文字を書き込み消費することで装備や幻獣などを作り出せる
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文字テクスト、文法テクスト
- カルティアに書き込める文字のこと
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文字には様々な種類があり、その文字の組み合わせで作り出せる物も変わる。
例えば、「炎」と「上」の文字を組み合わせると「炎上」の魔法となり、「炎」の魔法と比べると威力や範囲が上がり、「正」と「宗」を組み合わせると「正宗」という武器になる
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幻獣
- カルティアを使って作り出す使い捨てキャラ
- 幻獣は戦闘時の使い捨ての傭兵のような存在で、幻獣にはコモン、ドール、シャドウの3種類の属性があり、コモンはドールに強くドールはシャドウに強いといったジャンケンと同じ3すくみ制がある
良い装備つくって殴れのバランスで戦闘が楽しくない
カルティアの組み合わせで様々な魔法や装備、幻獣が作り出せるという特徴があるが、極端な戦闘バランスでほとんど活用されていない。幻獣が役に立つのはせいぜい序盤だけで、人間キャラの装備をその時点で作り出せる最強の物にして前に突き出しているだけで戦闘が終わると言っても過言ではないほどにヌルい。自身の残りHPによって攻撃力が変化したり、高低差の概念やカルティア魔法で地形の状態を変化させる要素も形骸化している(地面の隆起や川の凍結など)。バランスがまともなら面白いネタになりえていただろうと思えるが、使用するべき箇所はほとんど無いのがなんともはや。
物語に目を向けると、選択肢や分岐などの無い第三者視点の一本道でも交差するシナリオはどちらも出来が良く、キャラも個性描写が細かく人物像がハッキリと出来上がっているため、章の合間に挿入される今後の展望など各々のモノローグも人間味があってとても面白いものになっている。だが、それらが織りなすストーリーを楽しみたいと思えば張り合いの無い戦闘の必要性に疑問符が付いてしまうジレンマがある。ゲームバランスの大事さを思い知る一本(シナリオ重視なら文句なしに楽しめると思うけど)。
・声なし
・名前変更不可
・テキストスキップなし(会話パート自体のスキップは可能)
・2周目以降は装備を引き継ぐ
・チュートリアルあり
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