【PS1】東京23区制服WARS【クソゲー】

ADV PS1 ゲームアーカイブス

制服萌えにもなっていない。

  • 会話と戦闘の繰り返しで進めていく総当たりADV。
  • 戦闘は3つの「属」で勝敗が決まる3すくみシステムのジャンケン。
アドベンチャーモードはイベントが進展するまで行き先の総当たりを繰り返してフラグを立てるもの。
イベントを進めてそれぞれの区にいるボスを倒すと次の区を選べるようになり、仲間キャラ全8人が集まる最終章までその流れを繰り返す。
東京23区というタイトルでも実際に出てくる区は8区だけのボリューム。

戦闘は3つの「属」からなる後出しジャンケン方式

各キャラの持つ「属」には「F」「L」「R」の3つがあり、それぞれに得意と苦手な相性があるジャンケンと同じ3すくみの関係をもっている(F>L>R>F)。
戦闘は先に敵がキャラを選んだ後でプレイヤー側が戦うキャラを選べる後出しジャンケンで行われる。キャラを決めるとドットキャラが走って体当たりをする戦闘演出が入り、どちらかのHPが0になるまで自動で戦い続ける(戦闘演出はボタンを押すだけで全カット可能)。

敵の「属」はあらかじめ表示されているので、プレイヤー側は相性の良い「属」を持ったキャラクターを選べるようになっているが、一応ボスやリーダー格の敵は「属」が分からないようになっている。
相性次第でダメージは倍増、等倍、半減となるので「属」は1回戦わせるだけで割り出せるけど、横並びに7人前後いる敵は倒すと画面上から消えてしまうので、「属」が不明な敵が複数いる場合、誰がどの「属」だったかメモを取らなければズレて分からなくなってしまうダメなシステムで難易度を調整している(ボス以外は使いまわしの目無しグラフィックなので尚更わかりにくい)。

ギャルゲーバブル期の粗製乱造ゲー

制服を着ると不思議な力を得られるという設定は独特ではあるが、上辺だけの設定を考えただけで内実は掘り下げられないため意味が分からない。その制服の力が発端となった「制服ウォーズ」騒動を起因としているシナリオも、根幹であるそれがほとんど解説されないのだから当然といえば当然だけどまるで引き込まれない。

それぞれの区を訪れて能力者を仲間に引き入れるイベントも、その制服云々がキッカケにされているからよくわからないうえに、初対面の主人公に向かって「あなたのレンズは曇っていない」「余ったパズルに居場所はないの」などと不可解な供述をしており……というアブナイやつらばかりなので隔たりは広がるばかり
本筋のシナリオは意味が分からず仲間のイベントも脈絡がないから何がどうなっているのかほとんどわからない。ただジャンケンシステムの戦闘を繰り返しているだけになる。

誰から仲間にしても前後の整合性を無視できるようイベントで会話をするのは主人公と初期メンバーの2人だけになっていて、他のキャラは仲間になった途端にイベントもなく会話から外れた相槌だけの空気となるので何にしても感情移入とは無縁である。
設定を掘り下げることも個別イベントでキャラの個性を描くことも放棄されているのに、ラスボス撃破後に1人ずつ告白されてもギャルゲーとしてのこじつけでしかなく魅力はない(初期メンバー2人は全員の告白を断った後に選択肢が出る)。

設定もシナリオもキャラもゲームデザインもwindows95のペイントで描いたようなガタガタなイラストも総じて低い完成度。戦闘時も含めイラストの数がそれなりにあるところは褒められる点だけど、でもやっぱりクソゲー。

・主人公の名前変更可
・主要キャラのみフルボイス
・周回要素なし
・おまけで原画や音楽が楽しめるモードがある

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