アトリエシリーズ2作目。
- アイテム調合ゲームとして有名なアトリエシリーズの2作目
- 前作「マリーのアトリエ」に比べて調合できるアイテムやイベントが大幅に増えている
同列のゲームが「アトリエ系」とカテゴライズされる金字塔的ゲーム
アイテム合成ゲームはいくつか発売されていたが、その後もシリーズ化されて人気を博したのはこのアトリエシリーズだけ。その結果、アイテムの合成・調合の要素があるゲームは大体「アトリエ系」と言われるようになり、同列ゲームはアトリエシリーズを基準としてよく比較される。アトリエシリーズは1作目の『マリー』と2作目の『エリー』しかやったことはないが、このエリーは一部イベントの発生条件が異常に難しいという問題点は持っているものの、ゲームとしては1日から4年という期間を飛ばせたり、面倒な収集や調合を妖精に丸投げできる親切な要素があったりで基準にされる理由も納得の出来になっている。この類のゲームをやったことが無いのなら最初に手を出すにはうってつけ。
材料調達と戦闘とイベント
ゲームの目的
素材を調合してアイテムを作り出すことで経験値を得てレベルを上げるゲームなので、まずは素材集めから始めなければならない。素材を収集できる各ポイントには到着までの必要日数が設定されており、行きたい場所を選択すると自動で移動して必要日数後に到着する。到着したらアイテムを集めるか工房に戻るかを一日ごとに選択していく。- 前作の主人公マルローネに流行病から救われたエリーが、マルローネと同じアカデミーに入学して同様に錬金術士になることを目指す
ポイントに到着するまでの間や、素材を集めるコマンドを選択した際に敵が現れて戦闘になることがあり、戦闘は典型的なターン制のコマンド選択型(たたかう、アイテム、にげる、など)で、エリーは錬金術士なので通常攻撃は弱く、自分で調合したアイテムを使うことで戦ったり回復をする。
依頼や工房での調合で錬金術レベルと名声値を上げる
集めた素材の調合は工房で行い、図書館で本を読んだりイベントや人に聞いてレシピを知り、作成に必要アイテムを持っている前提条件をクリアすれば調合可能となる。調合はエリーの錬金術レベルや作るアイテムのレベルの高さによって成功率が変化し、当然レベルの高いものほど成功率は下がり、調合に失敗すると使用した素材はすべて消失する。街には自分の工房の他に酒場や武器屋、アカデミーなどがあり、酒場では資金や名声稼ぎの基本となる依頼を請けることができる。
依頼はほぼ全てアイテム収集や調合アイテムの納品になるが、これらの依頼を成功させ続けていると、エリーの人気や名声値が上がっていき、工房に依頼者が訪れて名指しで依頼をされたり年中行事などのイベント発生につながっていく。
- ゲーム期間は基本4年(進め方によって増える)
- エンディングは全13種類
アトリエ系のすすめ
このゲームは自由度が高めで、「××を作れ」「レベルを××まで上げろ」といった明確な目的がゲーム中に出てこないので、右も左もわからない最初は置いてけぼり感がある。しかし、調合で名声や錬金術士レベルを上げていくにつれて友人達のイベントがどんどん発生するので、大まかな進め方やエリーの立ち位置に周囲の雰囲気が次第に掴めてきて愛着が湧き、それらと並行して行動範囲の広がりで調合アイテムも増えていくので次第にのめり込ませてくれる。戦闘や収集が面倒になる中盤辺りからは妖精さんを雇えるようになり、アイテムの収集や調合をやってもらうことができ手間を減らしてくれる。日付も1日~4年の期間を自由にスキップできるので、引き継ぎの無い周回プレイの億劫感はこれらの要素のお蔭で解消されている。
難点としては、特定のエンディング条件を満たすことが非常に難しく、結局はノーマルEDかバッドEDにしか辿り着けないことが挙げられる。
選択肢を間違うとダメ、特定期間中に錬金術レベルをXX以上にした状態でイベントを起こさないとダメ、そのような条件のヒントはゲーム中に一切無く、条件を満たしてやっと行ける場所でないと手に入らないアイテムもあるため、クリアするまで進めても結局作れないまま終わるアイテムも多い。この辺りまで楽しもうと思えば攻略本はほぼ必須となる。
普通のEDなら誰でも出せると思うので、アイテム調合系のゲームをやったことがないのなら1本目の候補としておすすめできる。
・テキストスキップなし
・フルボイス
・クリア後にグラフィックを見たりや音楽を聴けるおまけモードが出る
・周回時に引き継ぐ要素なし
0 件のコメント:
コメントを投稿