ダンジョン自動生成の探索ACT。
戦士、魔法使い、司祭、盗賊の4つからプレイヤーの職を選べる探索型アクション。通路と小部屋で構成された自動生成のダンジョンを歩き回り、装備品を拾ったり敵を倒して経験値を得て自身を強化しながら地下へ地下へと潜っていく。
一見ローグライクのようだが、キャラのレベルは街に戻ってもリセットされず、ゲームオーバーになると最後のセーブデータからやり直しとなる普通のアクションゲームである。
操作は、左手装備攻撃、右手装備攻撃、ジャンプ、ダッシュ、魔法のみで(魔法を使えるのは司祭と魔法使いだけ)、通常攻撃はタイミングよく押すと3連続攻撃になり、武器や装備品によっては溜め撃ちや2段ジャンプが出来る程度の簡単操作。
ダンジョン内に落ちているアイテムは未鑑定で、アイテムの鑑定は街に戻りアイテム屋でしてもらわなければならないが、一度鑑定をすると、そのアイテムは以降の探索では鑑定済みになる。
ダンジョンは最大50階までで、1階、11階、21階、31階、41階に一度でも到達すれば、以降の探索はその中の階から進めることができ、特定の階に到達したり、特定のアイテムを手に入れて街の宿屋に戻るとイベントが起こり物語が進行する。
古いゲームという印象しか持てない中身のなさ
典型ダンジョン探索要素
探索は途中の階から始めることができ、地下に潜っていけばいくほど能力値の高いアイテムを次々に拾えるので経験値稼ぎや金稼ぎ要らずで遊びやすく、好意的に見ればアイテムの合成などの難しい要素も無いので難なく進めることはできる。
だが、特定の階まで行って宿屋に戻ると発生するイベントも、イベント自体が極端に少ない上に、登場人物は宿屋の娘、アイテム屋のオヤジ、教会の神父、カードゲームの男、いかにも怪しい奴の5人だけという狭い世界なので話は全く広がらない。テンポは良いが内容が伴っていないので本当に淡々と進んでしまう。
以上ようにシンプルで遊びやい反面、イベント関連は物語の広がりがなく、戦闘も強い武器で殴る力押しが王道戦術のつまらなさ。ボス戦だろうがいい武器拾って物理で殴れで終わる。グラフィックは当時の水準でもガタガタだし、カーソルが上から下にループしないシステム面の粗なども時代相応である。
ダンジョンは50階までしかないうえに、周回要素での高難度ダンジョンもなければ、クリア後に続けてプレイということも出来ない。ダンジョンで手に入れた装備は職が違う場合は使えないし、共同倉庫もないから売るしかなく、データを引き継ぐ周回プレイも出来ないのでアイテム収集の遊びもない。何もない。
本当にシンプルなだけが取り柄の探索アクション。
・名前変更可能
・声無し
・テキストスキップなし
・周回要素なし
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