ダンジョン自動生成の探索型アクション。
戦士、魔法使い、司祭、盗賊の4つからプレイヤーの職を選べる探索型アクションゲーム。通路と小部屋で構成された自動生成のダンジョンを歩き回り、装備品を拾ったり敵を倒して経験値を得て自身を強化しながら地下へ地下へと潜っていく。キャラクターのレベルは街に戻ってもリセットされず、ゲームオーバーになると最後のセーブデータからやり直しとなる。アクション操作は、左手装備攻撃、右手装備攻撃、ジャンプ、ダッシュ、魔法のみで(魔法を使えるのは司祭と魔法使いだけ)、通常攻撃はタイミングよく押すと3連続攻撃になり、武器や装備品によっては溜め撃ちや2段ジャンプが出来る程度の簡単操作。ダンジョン内に落ちているアイテムは未鑑定で、アイテムの鑑定は街に戻りアイテム屋でしてもらわなければならないが、一度鑑定をすると、そのアイテムは以降の探索では鑑定済みになる。
ダンジョンは最大50階までで、1階、11階、21階、31階、41階に一度でも到達すれば、以降の探索はその中の階から進めることができ、特定の階に到達したり、特定のアイテムを手に入れて街の宿屋に戻るとイベントが起こって物語が進んでいく。物語に関しては、特定の階まで行って宿屋に戻るとイベントが発生するのが基本だが、イベント自体が極端に少ない上に、登場人物も宿屋の娘、アイテム屋のオヤジ、教会の神父、カードゲームの男、いかにも怪しい奴の5人だけという狭い世界なので話が広がらないのは盛り上がりに欠く。
単なる古いゲーム
▲典型ダンジョン探索要素
このようにシンプルで遊びやい反面、イベント関連は弱く、ボス戦は強い武器や魔法で力押し、グラフィックが当時の水準でも粗い、カーソルが上から下にループしないシステム面の粗など、ゲームプレイのモチベーションとなりうる要素がことごとく時代相応なので、シンプルを良しとするかが楽しめるかどうかの見極めポイントになる。ダンジョンは50階までしかないうえに周回要素での高難度ダンジョンもなければ、クリア後に続けてプレイということも出来ない。ダンジョンで手に入れた装備は職が違う場合は使えないし共同倉庫もないから売るしかなく、データを引き継ぐ周回プレイも出来ないのでアイテム収集の楽しみ方も難しい。無い無い尽くしのシンプルな探索アクション。
・名前変更可能
・声無し
・テキストスキップなし
・周回要素なし
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