【ゲームアーカイブス】大運動会オルタナティブ【育成】

★★ PS1 SLG ゲームアーカイブス 育成


熱血スポ根SLG。

概要
  • プレイヤーはトライアスロンの指導教官となり、半年の期間にヒロインの神崎あかりをトップアスリートへと育てあげる
  • 最終日のトライアスロンで神崎あかりを優勝させることが目標となる
  • 既存のパラ上げもの

育成は毎日訓練メニューをひとつ選ぶだけ

訓練メニューは最初は3つだが、ゲームを進めるうちに27まで増えていく。
それぞれの訓練メニューを選択するとあかりのパラメータが増減するオーソドックスなシステムで、パラメータはボディ、アーム、レッグ、ガッツの4種類からなる。特定の日に訓練メニューを選んだ際にイベントが起こるが、好感度のような要素は特にないと思うので、毎日毎日訓練メニューを選びながらイベントを楽しむだけの原作ファン向けのゲームといえる。

イベントを楽しむだけなら悪くないキャラゲー

毎日のコマンド選択で神崎あかりのパラメータを育てていく育成は、『プリンセスメーカー』のような着せ替えや、育成方法によっての性格や能力変化、エンディングの分岐などの要素を廃した、ひたすら効率のいい訓練メニューを選ぶだけの作業に徹している。
ただ、イベントはグラフィック付きで毎週1~2個くらいは起きるので、あかりに魅力を感じたり愛着をもてるような体裁は出来ているし、あかりは序盤から主人公に好意的で、ライバルだとかで変な嫌味キャラも出てこないので安心して楽しめる点もプレイを妨げない。

まとめ

神崎あかりに焦点をあてたイベントを楽しむ内容なので、ゲーム的要素は効率よく数値が上がるコマンドを選ぶだけとなる。
トライアスロンはSDキャラがチマチマ走ったり自転車をこいだりする姿はかわいらしいが、プレイヤーのやることは特にない鑑賞用のイベントで回数自体も数えるほどなので、トライアスロンで誰が優勝するかの根本のストーリーや育成に面白さは見い出せない。
競争相手となるキャラも殆ど出番がないので、神崎あかり以外が空気になっている点も盛り上がりに欠ける。よって、神崎あかりの絵が好き、キャラゲーが好きなど、要するに原作の神崎ファン向けのゲーム。

・テキストスキップなし
・フルボイス
・アニメ鑑賞可
・周回要素なし

大運動会GTO

100M走のような直線トラックで1対1の障害物走をするスピンオフのアクションゲーム
アクションはジャンプとスライディングぐらいなもので、一応スライディングを相手に当てると転ばせることができるが、一定以上の差がつくと強制的に前を走るキャラは動きを止められてしまうため転ばすことに大して意味が無いし、スタミナゲージの減りも速いので駆け引きとなる遊びの幅が狭い。
視点も斜め後方からで固定なので先行し過ぎると障害物との距離感が掴めなくなるし、敵が躓いた所でダッシュで一気に追い上げてスライディングを当てて先にゴールするなんてこともまかり通るなどバランス調整が極端。
それでは障害物走以外の部分はどうかというと、キャラゲーなのに勝った後のご褒美の絵などは無く、ゲームモードはストーリー、ノーマル、タイムアタックとあるが、ストーリーは対戦相手とわずかに話すだけで終わるので掘り下げも無い。勝ち進んでもステージは背景と障害物の見た目と配置が変わるだけ。ファン向けとしてもこれでは売りが弱い。

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