【育成】蘭島物語 レアランドストーリー【プリンセスメーカーライク】

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育成ものSLG。

  • 『プリンセスメーカー』のように、チリアというキャラのパラメータを上げて育てていく
  • 一周だけクリア(主人公はグアナED、チリアは酒場のオーナーED)

システムが前時代

数値上げでフラグを立てながらイベントをこなし、最終的に様々な方向へ分岐する主人公とチリアのエンディングを楽しむ育成物。イベント用グラフィックやエンディング数の多い周回プレイ前提だが、なんとPSPで発売されたゲームにもかかわらず既読未読どころかテキストスキップすら無い前時代システムになっている(オートは有るが遅い)。データのロードもタイトル画面に戻さないとできなかったり、タイトルに戻るにはゲームを終了して再起動しなければならなかったり。なにやってんの。

キャラクターも初っ端から態度が不愉快な個性先行型が多く、その言動の動機の大半も描かれることはなく納得することができない。「適当に強烈な個性を付けて途中でデレさせておけばいいんじゃない?」程度しか感じ取れない。主人公も主人公で台詞が極端に少ないので存在感が無く、育てているはずのチリアとの絡みも少ないのでゲームの方向性があやふや。行き先を選んで誰かに会いに行く自由行動モードでは、操作キャラクターは主人公のはずなのになぜかチリアになっていたりするチグハグも悪目立ち。人物像の描き方は下手だし構成もめちゃくちゃで掴みが悪い。世界設定の描写もほとんどない。キャラクターや設定などのプレイに身近な要素がプレイヤーをゲームに引き込む橋渡しとして機能していない。

スキップだけでもあれば……

チリアの着せ替えの服装や髪型、イベントグラフィックは種類が多くて◎。イベントリストや既読未読判別のスキップなどのシステム面がまともなら周回の引き継ぎ要素もあるしで長く遊べたとは思う。惜しむらくはやはり掘り下げとシステム関連か。誰がどこにいるか、どこでイベントが起こるか、情報は無駄を省く為に出して欲しい。あまり情報を出し過ぎるとイベントを見るため機械的に進めるだけのゲームになりそうだが、元々がパラメータを上げてイベントを見るだけの作業ゲームで緊張感なんて必要無いのだから快適性を追求するべき。テキストスキップは当然として、そのターンで一度行ったことのある所は以降のプレイでは印が付くとか、一度選んだ選択肢は色が変わるとか。テキストスキップも無いのに同じイベントを周回の度に毎度やらされては飽きるというもの。そういった意味でこのゲームが楽しめるのは1~2周目ぐらい。『プリンセスメーカー』のようなゲームを作りましたという絵だけゲー。

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