育成ものSLG。
- 『プリンセスメーカー』のように、チリアというキャラのパラメータを上げて育てていく
- 一周だけクリア(主人公はグアナED、チリアは酒場のオーナーED)
システムが前時代
数値上げでフラグを立てながらイベントをこなし、最終的に様々な方向へ分岐する主人公とチリアのエンディングを楽しむ育成物。イベント用グラフィックやエンディング数の多い周回プレイ前提だが、なんとPSPで発売されたゲームにもかかわらず既読未読どころかテキストスキップすら無い前時代システムになっている(オートは有るが遅い)。データのロードもタイトル画面に戻さないとできなかったり、タイトルに戻るにはゲームを終了して再起動しなければならなかったり。なにやってんの。キャラクターも初っ端から態度が不愉快な個性先行型が多く、その言動の動機の大半も描かれることはなく納得することができない。「適当に強烈な個性を付けて途中でデレさせておけばいいんじゃない?」程度しか感じ取れない。主人公も主人公で台詞が極端に少ないので存在感が無く、育てているはずのチリアとの絡みも少ないのでゲームの方向性があやふや。行き先を選んで誰かに会いに行く自由行動モードでは、操作キャラクターは主人公のはずなのになぜかチリアになっていたりするチグハグも悪目立ち。人物像の描き方は下手だし構成もめちゃくちゃで掴みが悪い。世界設定の描写もほとんどない。キャラクターや設定などのプレイに身近な要素がプレイヤーをゲームに引き込む橋渡しとして機能していない。
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