無印ロックマン8作目。
概要
- いつも通りの8ボスとワイリーを倒すシリーズ8作目
- E缶が廃止されたのでゴリ押しは難しくなった
- 『7』と同様にステージ中にあるネジを集めてロックマンの強化パーツを作る要素がある
- 高速の強制スクロールとラッシュジェットのシューティングステージの追加が特徴
王道の横スクロールアクションゲーム
8体のボスを倒してワイリーを倒すいつもの無印『ロックマン』の8作目で、ハードがPSに移りグラフィックが格段に向上しているのが特徴。ステージ数が前半の4ステージと後半の4ステージに分かれているのは前作と同様だが、後半4体のボスのステージは前半のボスを倒すと手に入る特殊武器を持っていることを前提とした仕掛けも多くみられるので、従来のロックマンシリーズに比べるとボス戦以外での特殊武器の出番が増えている。
使い道が思い浮かばないような性能の低い武器も少なく、強化パーツに使用回数が減りにくくなるものもあるので使い分けが面白くなっている。通常のバスターを貫通するレーザーショットにしたり、敵に当たると拡散するようになるパーツに変更でき、実用的な武器のバリエーションが従来に比べて豊富なのは喜ばしい。
追加ステージは可もなく不可もなし
シューティンングステージはラッシュに乗って戦うことになるが、ジャンプすら出来ずに撃つだけなのでアクションとしては普通のデキ。特別な編成の敵が現れたりユニークな仕掛けなど特徴が何もなく、ただそういうステージがあるだけで終わっている。高速の強制スクロールのほうは、先に落とし穴がある場合は警告で「ジャンプ! ジャンプ!」という音声が流れ、スライディングでしか通れない場合も同様に警告するアイコンがでて、途中でスピードがグンと上がるなど覚えアクションの様にも楽しめるが、これはこれで失敗=一発アウトなので残機制ゲームとの相性が悪く、ゲームオーバー後の戻し作業が面倒になってしまうだけだった。
まとめ
ハードがPSになったことで表現方法の幅が広がり、サッカーボールのようにドリブルして蹴って壁に当てれば反射する特殊武器や、ラバーリングアクションのように出っ張りに特殊武器を引っかけて振り子を作って飛ぶ仕掛けであったり、超高速強制スクロールなどの新しい要素が色々と出た。見た目も華やかになりボスやロックマンに声が付きイベントもアニメ演出に変化している。無印の旧作ファンには賛否ありそうな変貌ぶりではあるが、アクション自体は従来通りのショット、ジャンプ、スライディングぐらいの簡単操作で遊び易く、ボスの行動は相変わらずのパターンがあるので、E缶が廃止されても覚えて弱点を突けばACTが苦手な人でも倒せるだろうバランスに落ち着いている。
客観的に見れば向上したと言える点の方が圧倒的に多く、アーカイブスで『ロックマン』をやろうと思っているなら迷わずコレを選べと言える。
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