探偵ロビン・ロイドを操作して謎を解く探偵ADV。
3Dで描かれた博物館や海賊船内の壺や石造などのオブジェクトを調べて謎を解き、通せんぼする仕掛けを動かして道を切り開いて進めていく。対象の3Dモデルを360度自由に回転させながら拡大縮小をして気になる点に虫眼鏡のカーソルを合わせて調べていく探索システムが特徴。全2話。テンポの良いがボリュームがない
推理する場面は少なく探索可能なオブジェクトを調べて次へのフラグを立てていくだけなので推理物のような謎解き感は希薄。音叉や恐竜の骨などの使用意図の分からないアイテムを手に入れても、普通にひとつひとつオブジェクトを調べていれば「穴が開いている」とか「叩くものが無い」というヒントがあるので、何をどこで使用すればいいかはピンとくる程度の易しさで安定しており、ちょっとした閃きで次々と進めて行けるテンポを生み気持ち良く没頭させてくれる。その反面、頭を使って謎を解きながら先に進める感覚は得られないので、本格派の探偵ゲームを求める人には合わない。後半になるにつれて難事件が起こる構成になっていればというところだけど、全2話で終わってしまいクリア特典なども用意されていないので、未完成品ではないのかと邪推させる程のスカスカぶりにはクリア後の余韻もない。
ボリューム次第では化けそうだった
探偵のロビンロイド、車の運転もできる有能な犬や秘書、おとぼけカップル、いつもロビンに邪魔をされてしまう敵役、言うなればルパン、ジゲン・ゴエモン、フジコ、ゼニガタのような立ち位置の雰囲気を感じられなくもないので、話数が多ければストーリーはギャグ漫画的で面白くなっていたかもしれないと思わせてくれた。短いから記憶にほとんど残らないけど可能性は感じた。まとめ : 2話しかないボリューム不足が影を落とす
話は博物館と沈没船の2話分しかない上に各話のボリュームも大したものではない。最近のゲームでいうチュートリアル程度のボリュームのせいで、どの観点から見ても物足りない印象だけで終わる。途中途中にインディジョーンズのように転がってくる岩から逃げたり、ワニを撃ったりする変なミニゲームがはさまれるが、あくまでもおまけ程度のもの。短編2話ではアーカイブスの値段でも明らかに物足りない。・パートボイス
・会話スキップ不可
・クリア後にサウンドモード追加
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