パックマンのアクションゲーム。
POINT
- 操作キャラがパックマンの3Dアクションゲーム
- ゲームモードには、クエスト、メイズ、オリジナルの3つがある
- 最大4ライフの残機制でやられるとチェックポイントからの再開になる
クエストモードは横スクアクション
基本は横スクロールアクションのように進めるが、場面によっては見下ろし視点になったりパックマンの後方からカメラが追従する箇所もあり、何の意味があるのかわからないが俯瞰で360度自由に動けるのにドットイートっぽい仕掛けも強引にねじ込まれている。動く足場やトランポリンなどの定番ネタと、スイッチを押して仕掛けを操作する基本に忠実な構成で、突出した所はないものの安定して遊べる出来でまとまっている。
特徴としては、ボス戦がナムコのゲームである『ギャラクシアン』風のシューティングになったり、レースゲームや追いかけっこなどが取り入れられた豊富なバリエーションのステージがゲームを飽きさせないこと。
特殊なアクションには、パックダッシュ、ヒップアタック、パックドットアタック(ドットを投げる)、メタルパックマンなどがある。
パックダッシュ
- 攻撃手段のひとつのダッシュ
- 歩いては登れない坂道をソニックのように転がって登ることができる
- 64のマリオもやってた攻撃手段のひとつケツ落とし
- 宝箱を壊したりスイッチを押したりトランポリンに当てて大ジャンプができる
- 特定の敵を倒せる攻撃手段のドット投げ
- メタルドットを手に入れるとメタルパックマンに変身して一定時間無敵になる
- 通常パックマンでは水に浮くために使用できない水中ヒップアタックで水底の宝箱を壊せる
クエストモードの難点
3Dアクションの宿命である足場の奥行きの分かり辛さ。ラインを合わせてジャンプしたと思ったら落下……これが頻発する箇所が少なくなく、落下すると1機消滅の点もイライラさせられる。ただ、落下しやすい地点の前にはチェックポイントが置かれていることが多く、ステージ中やボーナスステージのフルーツを手に入れてクリアすると、目押しも楽々可能な残機を増やせるスロットが遊べるので実質残機無限で遊べるのが救い(スロットは面倒だけど)。
オリジナルは元祖パックマン、メイズはその3Dリメイク
オリジナルモードは元祖パックマンが遊べて、メイズモードはオリジナルパックマンを3Dリメイクしたドットイートゲームで全36ステージがある(半数はクエストモードで開放する必要がある)。一定間隔で当たり判定が発生する壁などの仕掛けが設置されたアレンジのおまけモード。ボリューム先行で面白さが付いてきていなかった
クエストモード、メイズモード、オリジナルモードが遊べるなど内容は充実そのもの。『マリオ64』の操作性やヒップアタックにメタルネタ、『ソニック』のスピンダッシュなど、他社の様々な人気ゲーの良いとこ取りをしようとした意図が見えてしまうが、それらが上手い具合に落とし込めているかと言うとそんなことはない。
頻繁に使うアクションはヒップアタックぐらいなもので、パックダッシュは制御がろくにできず落下が頻発するからおあつらえ向きに坂道が用意されているような場所でしか使い道はないし、ドットアタックも申し訳程度に配置されているそれしか効かない敵に対して使うだけで終わっているため活用する場はない。
スイッチの切り替え、動く足場の乗り継ぎ、時間差の仕掛けを掻い潜る、そのようなありがちなネタが散りばめられた定番ACTレベルに終始しており、このゲーム独自の面白い要素といえるものはステージの豊富なバリエーションくらいなもの。そのバリエーション豊富なクエストモード以外でもメイズやオリジナルのパックマンが遊べる値段以上に充実したゲームなのは間違いないが、『パックマン』シリーズだからこそといえるような面白さは伴っていない。
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