程よい謎解き要素が織り交ぜられたアクションADV。
アイテム手入やNPCに話しかける度にイベントが次々と起こり、それらをアクションと簡単な謎解きで解決しながら先へ進めて行くアクションADV。アクションに溶け込んだ謎解きが魅力
イベントの攻略はヒントやイベント名などからやるべきことをプレイヤーが推測して行動しなければならない謎解きの要素が含まれている。イベント名「たき火の中に……」では、たき火の中に何かがあるとイベント名で匂わせてあり、道中で入手したバケツの説明に書いてある「水を入れるためにはもってこい」という内容から、バケツに水をためて火を消せるかもしれないと推測できる。
バケツにためる水は天井から垂れてくる何気ない背景の滴だったりで多少の閃きも必要となり、背中に背負ったバケツで滴を受け取るアクションと、それらを推測する閃きをバランス良く要求してくる。
そのようなイベントがサブも含めると130と豊富にある。ジャンプとダッシュ程度で派手なアクションや演出は無いが、考えて動かして結果を出すイベントはユニークで楽しい。
水を差すのが残機制
残機制だが地面のないステージやノックバック転落をさせるような意地悪が目立ち死にやすい。回復アイテムは有限で一度取ってしまうと二度と出ず、残機を増やせる手段が宝箱やレベルアップに限定されていることもあり窮屈さを生む。慣性や壁や物を掴む操作性も少しクセがあるため、その窮屈さがイライラに変換されてしまうことも少なくない。2ライン制の構成とヒントが少ないのも問題。
単純な横スクロールではなく手前と奥の2ライン制になっていて、ほとんど目印もないのに実は手前や奥に移動できますみたいな箇所で詰まってしまう無駄足が起こりやすい。
そのようなステージを謎解きのためあちこち行き来することになるが、説明やヒントが少ないので迷いやすく、これも残機のことを考えると道中でライフを減らしたり転落したりすれば窮屈さが増していくことになる。
エリア切り替えの度に長い「now loading」が入ってくるので、迷ってしまうとテンポが崩れて次第に面倒臭さが気になりだすシステム面にも時代相応な難がある。
まとめ
装備を手に入れると速度が上がったりダッシュが可能になったり、次第に思い通りに動かせるようになっていくアクションや謎解き要素が魅力だが、快適とは程遠い残機制やシステムが頻繁に水を差してしまう。ゲーム自体は楽しいので難点を大目に見られそうならおすすめ。・テキストスキップなし
・掛け声のみ声入り
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