ポケットステーションで遊べるミニゲーム集。
ゲームウォッチ以上ゲームボーイ未満のミニゲーム集。ミニゲームが遊べる居酒屋、ミニゲームが買えるマーケット、貯めたお金でアトラクションを購入して発展させていく遊園地があり、ミニゲームでお金を稼いでマーケットと遊園地で買い物をするのが基本の流れ。
居酒屋でのミニゲームはポケステの画面を大きく映し出して遊ぶことができ、マーケットと遊園地は『ジャンピングフラッシュ』でお馴染みの主観視点での3段（特定アイテムで6段）ジャンプ移動ができる。
ミニゲームは出したスコアに応じてお金が手に入り、スコアや結果次第でお金の他に☆を得ることが出来る。☆は1つのミニゲームに対して3つ用意されていて、この☆を一定数集めるとランクが上がり、新しいゲームやツール、遊園地のアトラクションがアンロックされ購入できるようになっていく。
マーケットで購入することのできるものには、ポケットゲーム（PG）、ポケットツール（PT）の2種類と、遊園地「ムームーパーク」のアトラクションがある。遊園地はアトラクションを購入することで発展させることが可能で、購入したアトラクションで遊ぶこともできる（独自の発展をさせることが出来ないのでオマケ要素でしかないが）。
PGとPT
PGはポケットステーションを使って遊ぶことが出来るミニゲームのこと。もちろんポケステがなくても遊ぶことは可能……というかコントローラ的に本体で遊んだほうがやりやすい。ミニゲームの種類はポケステでも遊べることが前提になっているのでゲーム性はあまり高くはないが、連打やタイミング重視のお馴染みのものから、リズムゲーム、クイズ、レース等様々取り揃えてある。こっくりこっくりと寝落ちしそうになっているキャラが顔を机にぶつける前にボタンを押して起こし、顔が机にぶつかる直前であればあるほど高得点をもらえるという変なアイディアゲームである「春眠暁を覚えず」などネタは頑張っている。
PTはポケットステーションを使って遊べるパーティツールのこと。「10秒連打」「世界時計」「カップ麺タイマー」などの何の役にも立たないツールが勢ぞろい。ちなみにPTには☆は無い。
タイトルもアイディアも面白いミニゲーム集
ゲームとツールの割合は、PGが7割、PTが3割で、両方合わせて約100種類がある。多少ルールを変更しただけの水増しも気にはなるが、ブランコで勢いをつけて遠くまで飛ぶことを目指す「ブランコジャンパー」、雪崩に巻き込まれないよう滑り続ける「ナダレ小町」、UFOを操作して動物をキャトる「キャトるんです」、先生が投げるチョークを避けたり下敷きでガードする「ぼくの先生はティーチャー」、このようなタイトルからして面白いんだか何だか意味の分からないゲームから、「100M走」「輪投げ」「はやうちガンマン」などのわかりやすものまでより取り見取り。方向ボタン4つと決定ボタン1つのミニゲーム
仕方のないことだが、ポケステで遊べることを前提としているので、方向ボタン4つと決定ボタン1つしか使用しない程度のミニゲーム集だという点はゲームの幅を狭めている。ルールを多少変化させただけの連打ゲー、算数問題・地図記号・元素記号のクイズゲーなど水増しも目立つ。連打ゲームを例に挙げると、「100M走」「どすこいMUUMUU」「大玉おくり」はどれも連打をするだけで、「あばれ幅跳び」は飛ぶ際の角度を追加した連打、「800M走」はスタミナゲージを追加した連打、「ダルマころんだGAME」はダルマが振り向いている時以外に連打、「2にん？3きゃく」はボタンを押す順番が重要となるが適当に連打した方が早い連打ゲーといった具合。ポケステの性能で約70種すべてユニークなゲームにしろというのも酷だけど。ちょっと割り切りが必要かもしれない。
ミニゲームを買うためにはお金を貯める必要があるので、☆とは関係なく早くて楽に稼げるゲームを繰り返し遊ばされてしまう点もはっきり言って面倒くさい。一応ゲーム内の6が付く日（6.16.26）は大安売りの日で値下がりする救済措置があるにはあるけどそれでも稼ぎ作業は必要（ゲーム内の時計をいじればいつでも6日にすることも可能）。
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