ぶっ飛び料理対決ACT。
主人公が各地の料理店を訪れ料理人や味四天王を料理対決で下しながら味魔王の行方を追うという料理バトルもの。選択肢などのない読むだけの会話パートで物語を進め、対戦のアクションパートで料理対決を繰り返す。トップビューアクションで調理
料理パートはトップビューでキャラを操作するアクション。フィールド内をウロチョロしている食材(馬や蟹など)を包丁で一定回数切り付けピヨピヨ状態にして調理コマンドを選択すると目当ての料理が出来上がり、全ての食材を調理し終えたら料理を得点に換算して勝敗を決めるという単純なルール。
対戦相手を切り付けて体力ゲージを空にすると作った料理を1つ奪うことができたり、敵がピヨらせた食材を先に調理してしまえば自分の物にできるなどの盛り上げ要素はあるが、攻撃方法は切り付けるだけで移動はダッシュが可能でもダッシュ切りやジャンプがなく単調そのもの。操作の幅はなく奪えばいいだけだから駆け引きとも無縁なので見どころとは言えない。
あり得ない超展開を楽しむゲェーェェムッ!!
アクションは見どころなんてないし、会話パートも立ち絵と一枚絵の切り替えだけの紙芝居でロクな演出も無く、絵自体の質にも問題があるので見栄えが非常に悪い。では何が面白いのか。それはギャグマンガのノリのバカ展開ただひとつ。敵役のヒャッハーっぽいザコが料理対決後に「手が勝手に動くゥ……」などと言いながら主人公の作った(相手から奪ったもの、つまり自分で作った)料理を食べて別世界に飛んで行き味を絶賛したり、主人公の作った(相手から奪った)料理を食べて「まるで母親に抱かれているみたい……」など何を言っているのか分からないトランス解説をしたり、「今は亡き食材が生き返ったかのように輝いている……喜んでいる……笑っている……、これはまさに成仏料理ッッ!!」とノリは完全にギャグマンガのそれ。
料理を題材にしているのに調理そのものに関するうんちくはほとんど無いし、料理の絵すらも用意されておらず「美味いぞおおぉおぉぉぉおおおォッッッ!!」という魂の込められた声と絵だけで会話パートを乗り切る突き抜けぶり。超展開とツッコミ所しかないシナリオのバカゲー。アクションも題材となっている料理もおまけ。すがすがしいほどの突き抜けぶりは一見の価値ありだけど、ゲームとしてはうんち。ノリが楽しめそうなら。
・フルボイス
・スキップなし
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