常連をつくって銭湯経営SLG。
毎週の月曜から日曜までの行動を、清潔度・快適度・知名度・耐久度・防犯度・休養のパラメータに対応したコマンドを設定して一年間銭湯を経営するSLG。ログハウス銭湯やマンション銭湯など難易度は5つから選択でき、健全経営のまま期間を終えるとイベントを完遂した一部の常連客とのエンディングが見られる。
コマンド選択で5つの銭湯パラメータを上げていく
コマンドを設定して一週を終えると「マッサージ機があるといい」「壁絵は富士がいい」などの要望イベントが起こり、それらに応えることで客を常連にして口コミを使い集客に貢献してもらう。風呂の設備をより良い物にして知名度を上げ、ピチピチギャルやかわい子ちゃんを常連にしたら男の客が増え、妖怪や宇宙人の要望を無視して怒らせたりすると悪い噂を流され集客力に悪影響が出るなど、要望や常連客は経営上の重要な要素となる。
銭湯の設備は壁絵・タイル・浴槽・洗い場・用具の5つを購入したものと変更でき、設備によってはコマンド実行時のパラメータ増減に影響する。変更すれば風呂場の様相も実際に変化したり細かい点はシンプルながら頑張っている。
総勢40名近くの客がいるもイベントはペラペラ
登場人物の数はソコソコ多く、バニーガールやマタギにクマにシャケ、チャンソーを持ったジェイソンなど様々な人（?）がいるが、キャラ別イベントはアッサリしたものばかりで見たくなる魅力はほとんどない。そして特定の常連との個別EDは意図的にイベントを起こすことができないので狙うのは難しく、どの銭湯を選択してもシナリオなどは無く常連のイベントも同一なので、周回をしても2周目の時点で同じイベントの連続となってしまうから続ける意欲も維持できない。
4つの銭湯をクリアすると新たに「山奥の秘湯」が出現するが、周回要素も無く1回のプレイで完全設備の銭湯を作り上げることは難しいし、イベントやEDリストも無いから1~2周くらいで満足出来てしまうため最早苦行の域。
経営は設備の効果の具体的な説明を放棄してプレイヤーに検証させる方法で難易度を調整しているだけで、それが分かってしまえば後は銀行から金を借りて有用な設備を導入する同じ流れで全銭湯をクリアできるバランスも追い打ちをかける。
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