【ゲームアーカイブス】ヴァンピール 吸血鬼伝説【RTS】

★★★ PS1 SLG ゲームアーカイブス ストラテジー

吸血で眷属を増やし相手よりも早く街を支配するRTS。

街の住人に扮したヴァンパイアの主人公クリストファを操作し、そこで生活を営む人を吸血して眷属とし街を支配するRTS。
眷属にした人間から得られる「臨界体力」と呼ばれるポイントを、同じく住人に扮して暗躍しているデュランよりも早く一定以上溜めることを目的とする。

村や町の住人に扮し交流をして生活リズムを探る

昼の交流パートと夜の吸血パートに分かれており、クリストファも住人として昼夜問わず暗躍する。
昼間の人間は自分のスケジュールに則って行動している。仕事場や自宅で話しかけて会話をすると親密度が上がり、夜間の吸血パートで昼間に目星をつけた住人宅を訪れて吸血をすると眷属(ノスフェラトゥ)にすることができる。
吸血をするには血流量という体力のようなものを消費し、血流の値が減ると吸血行為は出来なくなるので一晩に吸血できる回数は制限されるが、昼間に上げた親密度の度合いによって吸血効率が変動するため昼間の情報収集が重要となる

住人の生活サイクルを見極めいち早く眷属を増やしていき、人間をノスフェラトゥにすることで得られる特殊な力「臨界体力」を蓄え、同じく街に滞在するヴァンピールのデュランを臨海体力による攻撃で倒すことがゲームの目的となる。

親密度が高ければ高いほど吸血の効率が上がりノスフェラトゥ化が進む反面、デュランも昼間は街を歩き回って活動しており、デュランと親密度の高い相手に対しては吸血の効果が弱まってしまう。
RTS特有のおじゃま要素になるヴァンパイアハンターも住人同様に街を徘徊しており、彼らは住人に吸血鬼の居場所の聞き込み調査を行いながら、住居に「にんにく」「祭壇」「柊」などを設置して回っている。
クリストファが夜間に「にんにく」「祭壇」の設置された扉を開こうとするとダメージを受け、「柊」のある家には入ることすらできなくなり、「祭壇」にノスフェラトゥが触れると浄化され元の人間に戻ってしまうなど計画が狂わされてしまうので、これらも昼間の調査の段階で撤去しておく必要がある。
吸血・交流・撤去など、臨海体力を蓄えるためにやるべきことは多くなかなか忙しい。古いゲームだけどRTSしている。

ノスフェラトゥとダンピール、臨界体力について

吸血によってクリストファの眷属となった人間を「ノスフェラトゥ」、デュランの眷属となった人間を「ダンピール」と呼び、眷属となった人間は夜間も自分の意志で歩き回るようになり他の住人を吸血して従属をねずみ講式に増やしていく。

臨界体力の増やし方はノスフェラトゥ化できた時点でノスフェラトゥと主人公の双方に1加算される。
ノスフェラトゥにする人間の性別により役割が違い、男は戦闘タイプでデュランの眷属を倒して臨界体力を奪うことができ、女は1日ごとに臨界体力を生産することができる。
臨界体力値は配下のノスフェラトゥに自由に分配することができ、臨界体力をたくさん保有したノスフェラトゥは成長し、より多く臨界体力を保持できるようになる。効率を重視するか安定を選ぶか見極めよう。
  • 女(生産タイプ) : 保持する臨界体力を一晩で倍にする
  • 男(戦闘タイプ) : 相手の配下を倒して持っている臨界体力を奪う

住人との交流を楽しむ架空生活だけどイベントが少ない

それぞれの生活サイクルを持つ住人との交流を楽しみ、めぼしい人に唾を付けておき吸血で縄張りを広げていく。昼は祭壇やにんにくなどの撤去と親密度上げを繰り返し、夜は気に入った住人宅を訪れて吸血をしてノスフェラトゥを増やすだけになる地味な挨拶回り営業ゲー
魅力値の高い者を直系の眷属にすると従属を作りやすくなるので、親密度を上げやすくて魅力も高く同居人の数も多いなど、好条件の人間を見極める効率的な活動がゲーム的な要素となる。
ただ、プレイヤーは吸血するしかできないので慣れてくると固定化した挨拶回りの営業となり、ノスフェラトゥやダンピール化すると会話不能になるため、楽しめる要素がなくなり巡回することへの作業感だけが増してしまう。そのため慣れを意識できるようになると同じことの繰り返しによる悪循環で次第にやる気が薄れていき、本拠地で時間を早送りで飛ばすだけの暇ゲーとなってしまいがちに。

楽しい箱庭生活のイベントが少ないから作業化を後押しする。
右も左もわからない街に放り込まれて後は好き勝手にやれという投げやりだから手探りの間は発見の連続で楽しい居住地や家族構成、生活サイクルなどが次第に把握できると徘徊も面白くなり、気に入った住人に会うための最適化された自分なりのルートが自然と出来上がってくるほど
寂しさから吸血を懇願する者、戦場から帰ってこない恋人を待ち続ける者など、人間には男女様々な設定があるので、足りない所を想像で補える技能がある人ならば、愛着が湧いた街を支配することで悦に入ることも出来てより一層楽しめると思う。

まとめ

  • 住民の人となりや家族構成・生活サイクルを把握して自分なりの営業ルートが出来上がっていく様は楽しい
  • その反面でイベントの少なさによる面白さの上限が低いため、それを寛容に見られるかどうかがおすすめの分かれ目になる
  • 遊びが物足りないからそれができないと街が広くなるステージ2以降はデュランとの争いも見返りがなく張り合いも出ない
  • 面白さと難点が同時に見えてしまう粗削りなPS1の意欲作

・声なし
・スキップなし
・ステージ数は3
・特定の条件を満たしてクリアするとデュランでプレイできる(クリストファが敵となる)

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