『超惑星戦記メタファイト』と『リップルアイランド』のカップリング作。
超惑星戦記メタファイト
『メタファイト』は、横視点と見下ろし視点の2つの組み合わせた探索型アクション。横視点パートでは戦車を操作して複数ある扉の中からボスの居る正解をしらみつぶしに見つけていく。
降車して扉に入ると見下ろし視点パートとなり、ボスを撃破すると戦車の強化アイテムが手に入って、特定のブロックを破壊できるようになったりホバー機能で飛べるようになり行動範囲が広がっていく。
その後は戦車に乗り込み次のステージへの入り口を見つけていくのが基本の流れとなる。
全8面あるが、上記のようにボス部屋や次のステージの入り口を見つけなければならない時間のかかるゲームなのに、セーブやパスワードの機能がないという問題点がある。
ダンジョンはコピペが目立つ構造なうえに単なる行き止まりやアイテムがあるだけの扉なども多くとても迷いやすい。
次のステージの場所も理不尽な場所にあったりするので余計に時間を取られてしまう。例えば、ステージ4の入り口はステージ1のスタート地点の上にあり、いちいち戦車を走らせて戻らなければならないが、地図すら無く前述のような似たような構造なので戻ることですら一苦労になる。
戻ったら戻ったでホバー機能を使用するために敵を倒してゲージ貯めの作業が待っているなど省くべきことに時間を取られてしまう。
残機は3でコンティニューは無限だがパスワードやセーブが使えないのも相まってクリアには相当な根気を要する。
スリープ機能でも使えばクリアはできるだろうが、長い間メタファイト専用機にする覚悟が必要になる。
そこまでして遊ぶほどのゲームかと聞かれると答えはNO。
探索はボス部屋以外は回復などの消耗品しかないから楽しくないし、ボス部屋を探すのもコピペダンジョンで地図もないから考えなしに延々と走らされるだけで楽しくない。とても作業的。
リップルアイランド
『リップルアイランド』は、主観視点のダンジョンRPGのように前後左右にエリアを移動して、「見る」「話す」「取る」などのアイコンを選択しながらフラグを立て進めていくADV。ヒントもなく手当たり次第にクリックして何かが起こるか試さなければならない総当たりタイプで、シナリオもファミコンらしくスカスカで先を知りたくなる期待を煽られないから結構な苦痛を感じさせる古臭いゲーム。
総当たりをしたところで大抵の場合に返ってくる反応は、一緒に行動しているヒロインの「カイル!なにやってるのよ」というツッコミだけ。
クリックに謎解きのような楽しさもなく反応もつまらないとなれば、背景の一部でしかない茂みや木をしらみつぶしに調べなければならないゲーム性は欠伸の出るつまらなさとなる。
今の時代に遊びたいゲームではない。
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