ブロックを掘って時折出る宝箱から全252種のアイテムを収集しよう。
- 目的は採掘をして7つの秘宝を集めること
- 秘宝は鉱山内にいるNPCに話しかけて特定のアイテムと交換して手に入れる
ブロックを掘ってアイテムを収集し自身を強化していくだけ
採掘できる鉱山は全部で「1G鉱山」「10G鉱山」~「100万G鉱山」の7つがあり、アイコン選択で鉱山名分の入山料を払い、後はブロックを掘ってアイテムを掘り当てて収集するだけ。採掘はほりあてくんを上下左右のブロックに隣接させて方向キーを入れれば勝手に掘ってくれる。
ブロックを掘ったら宝箱が出ることがあり、これを入り口まで持ち帰ると中身を入手できる。宝箱からは新しいものが次々と手に入るのでアイテム欄を埋める作業や装備変更が楽しくなり、主人公の「ほりあてくん」の容姿も装備によって変化するので見た目にも楽しく作業を続けるモチベーションになる。
パラメータの「速さ」が上がれば移動速度が上がるし、「強さ」が上がればブロックを削る回数が減っていき、「肺活量」が増えればより長く掘れるようになるなどの変化もわかりやすいのでなおさら作業の意欲を煽る。
中断させるような面倒な要素も極力省かれている。
鉱山内の敵はほりあてくんのパラメータが一定値に達していれば接触するだけで倒せるが、足りないとダメージを食らい酸素量が減るようになっている。しかし前述のように装備変更のパラメータ強化などで大して意識せずとも上回れる。
この敵の中には倒すとお金が手に入るタイプがいて、これを何匹か倒せば入場料分のお金は取り戻せるのでお金に困ることもなく、お金を貯めろだのアイテムを持ってこないと先には進ませないだの(秘宝交換はしなくても進める)、最近のゲームで言うクエストのようなものがないため、プレイに水を差されることなくついつい時間を忘れて続けて作業をさせてくれる形は整っている。
アイテム合成や補足説明の面白さも
拠点となる街には研究所、ペットショップ、アイテム屋の施設があり、ペットショップは鉱山に連れていける様々な能力を持ったペットの変更、アイテム屋は持ち物の売買、研究所ではアイテムの合成をすることが可能。合成システムは素材を選択すれば合成が可能な素材のみが表示され、合成後に何が出来るかの表示もされるので遊びやすい。合成のネタも結構面白く、「せがた三四郎」や「ドリームキャスト」などを彷彿とさせるようなものから、連れて歩けるペットの鳥とろうそくを合成するとフライドチキンになったりもする。知っていたらニヤっとできるパロディネタからブラックジョークまで、アイテムの一言コメントは必見の小ネタ。難点は独特な雰囲気や古臭さ
登場人物のグラフィックはかなり独特で、不快になるようなものではないものの悪く言えば気持ち悪いし、会話イベントは実写のぬいぐるみ紙芝居で行われるなど演出もかなり安っぽい。合成するときの効果音らしい「WEEEEEN」という文字が左右からスライドしてきたり、絵柄も相まって本気でやっているのか狙ってやっているのか判別しづらい妙な雰囲気がある。システム面の問題点は古臭さによる機能性の悪さで、合成のレシピが記録されないこと、新しく手に入れたアイテムに「NEW」などの表示がないので判別しづらいこと、衣装のコーディネートでパラメータが変更されても装備品情報の登録や一覧がないことなど、快適にプレイをさせるための気配りの欠如ぶりはさすがに古臭く、粗を探せば似たような問題点は結構出てきてしまう。多少の古臭さには目をつむれる寛容さは要ると思う。
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