【PSP】ペルソナ3P【RPG】

★★ PlayStation Store RPG


システム面は満足、キャラに不満足。

倍速やオート、イージーモードが用意されていて、七面倒な戦闘や合体に気を使う必要がなくなった点が、ハードルを下げて気軽の遊べるようにしてくれた。このシリーズは合体がややこしく、事故での運要素までもが絡むから近寄りがたいところもあったし、戦闘で理不尽にゲームオーバーにされて前回のセーブまで巻き戻りとかも多かったから、この柔軟姿勢の変更は喜ばしい。

キャラクターには不満

主に主要人物の言動にケチをつけたくなる展開が目立った。帽子君は活躍する主人公を妬んで勝手に不機嫌になるが、イベントでこれまた勝手に反省して一方的な「俺たち友達だよな」という押し付けがましい展開につなげる。それだけなら我慢できたにしても、後々に別の問題が起こると全く非の無い主人公に向けて「お前のせいだ」などと言い放つ。他の連中も似たり寄ったりで感情任せに終始頓珍漢な言動を繰り返すやつらばかり。勝手に戦禍に巻き込んでも悪びれもしないとか。主張が手前勝手で滅茶苦茶だから好意的解釈ができず様々な場面でイライラさせられた。ツンデレの個性要素を例に挙げると、度を越えたツンだと意識的に近寄り隠された内面を知ろうなんてすることなく鬱陶しいやつの烙印を押して終わりになるのと同じ。成長の姿勢すら見せないそんな連中と一緒に戦えますか。ゲームだからといって対外的な人格は非常識でも許されるというわけではない。一定の倫理観や良識は持たせるべき。

コミュのシステムも洗練不足

寮暮らしで毎日顔を合わす共同生活をしているのに、ストーリーの段階が進むイベントが起こるまでは連日同じセリフを言い、コミュが終わると途端に何もイベントがなく空気になるから、次第に仲間意識や好意が積み上がっていく感覚を得られなかったことが個人的に致命的な問題点となった。同じダンジョンを登り続けるゲーム性もあって惰性で進めることしかできず仕舞い。システム面は遊びやすくなって高評価だが個人的に肌に合わなかった。

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