【ACT】クラッシュ・バンディクー 1/2/3【奥スクロール】

★★★★ ACT PS1 ゲームアーカイブス


クラッシュ・バンディクー 

宇宙初の奥スクロールアクションゲーム!! 

手前に奥に上に横に、バラエティに飛んだステージが特徴。
操作は移動とジャンプとスピンアタックのみで、攻撃はジャンプでの踏みつけとスピンアタック、スピンアタックで飛ばした敵を当てることの3つのみ。基本体力1の一発アウトだが、ステージ中にある仮面の描かれた箱を破壊すると、アクアクというアイテムが手に入り体力が+1される。最大2つまでストックでき、3つ貯めると一定時間無敵となる。

ステージ構成は、一定間隔で出たり消えたりする仕掛けのタイミングを計ることや移動や落下する足場を渡ることなど、正確操作を求められる難易度高めのジャンプアクションになっている。その仕掛けのバランスが良くてチェックポイントも多めなので難所攻略の再挑戦を阻むことなくプレイが持続する。
パターンを覚えたり攻撃をはね返すユニークな戦い方を求められるボス戦や、踏むと落下する足場を正確に素早く乗り継いでいくお馴染みの仕掛けであり、強制スクロールであったり転がってくる岩やドラム缶に潰されないよう障害物を避けながら進むステージなど、先に待ち構えるステージ全てに特徴があって連コがすすむ。操作もジャンプとスピンだけなので、純粋にプレイヤーの腕が試される昔の2Dアクションのよう。

難点は奥スクロールステージの奥行きがとても分かり辛いこと。浮いていて尚且つ上下に動く小さな足場は乗ること自体が難関にさえ思えるほどで転落が頻発してしまう。ゲームオーバーになると残機5の状態から再スタートとなり、無限増殖の方法もおそらく無いので、アクションゲームが苦手なら残機の問題も付きまとう。ステージ中のボーナスステージへ行けるアイテムを3つ集め、そのボーナスステージをクリアしなければセーブができない仕様という不親切を極めたセーブにも戦慄。高難易度のジャンプアクションなので、アクションが苦手な人はおそらくクリアは不可能と思われる。

ステージ中の箱を全て壊してクリアするとダイヤを手に入れることができ、これを入手すると隠しルートなどに行けるが、一度やられるとそれまでに破壊した箱が復活するのでパーフェクトクリアも異常に難しく、上記のような難易度(主に残機)のバランスと全く噛み合っていない。ユーザーの遊びやすさへの配慮はほぼゼロ
セーブやパーフェクトクリア関連に問題はあるが、ジャンプアクションは絶妙な難易度で奥スクロールの独自性もあり、ジャンプアクションゲーが好きなら外せない一本と言える。

クラッシュバンディクー2

  • 『クラッシュバンディクー』の続編
  • しゃがみ、スライディング、ボディプレスのアクションが追加された

追加要素のアクションとシステムの改善で不満点の多くが解消された

しゃがみ、スライディング、ボディプレスの追加アクションと、しゃがみかスライディング中にジャンプをすると大ジャンプになるなどの要素が追加された。とは言えそれらを常に強制するようなバランスにはなっていないので、単純に操作の幅を広げただけで前作同様のプレイができる。他にも氷の床を滑ったり金網に掴まったり、ロケットを装着して飛んでいくといった新要素もある。
前作の問題点だったセーブもステージ選択中に自由にできるようになったし、同一ステージでやられ過ぎたらアクアクを貰える救済、ダイヤを手に入れるやりこみもチェックポイントで箱の破壊状況もセーブされるなど、不満点は大抵が解消され続編らしい続編と言える出来になっている。

新要素のニトロボックスという触れたら即アウトなブロックが数多く配置されてしまったことは、横スクなら避けやすくとも奥の場合は例によって距離感が分かりにくいので接触しまくってイライラに。特定ステージだけの仕掛けならばいいにしても、これがほぼ全てのステージで出るのでウンザリさせられる。また、ボーナスも含めたステージ中の全ての箱を壊すとダイヤが手に入って全ステージで集めると完全クリアとなるが、その方法がわざと穴に落ちなければならない、箱をひとつも壊さずクリアしなければならないといった条件はヒント無しではまず分からない。一応アクアクを入手した際にヒントらしいものは教えてはくれるがソレだけ。この辺りの奥行き感とやりこみ部分の不親切ぶりがあまり変わっていないのは残念なところ。

クラッシュ・バンディクー3

ステージのバリエーションが増えライト層向けになった

新ステージの水上バイクや戦闘機の空中戦の追加、各ステージのボスを倒す毎に新アクションの追加など、3作目でもマンネリはあまり感じさせない。クリア後のタイムトライアルなど無駄にやりこみ要素も増えた。
追加アクションは「2段ジャンプ」「竜巻スピン」「ダッシュ」「リンゴバズーカ」「強化ボディプレス」の5つで、一周した後にこれら新アクションを手に入れた2周目は、ダッシュで移動速度を上げたり竜巻スピンや2段ジャンプでショートカットを見つけてタイムを縮めるタイムトライアルとして別感覚で遊べるようになる。

ただ、1~2と比較すると通常の横や奥スクのステージが減らされてレースや水上バイクが増えたことや、全体的に難易度も下がってやり応えが落ちた点は純粋なアクションを求めていた分個人的にマイナス。ステージの内訳は、通常14、強制スクロール2、水中2、水上バイク2、バイク3、戦闘機2、これにやりこみでダイヤなどを集めるといけるステージが5の計30だが、その中にもバイクや水上バイクがあったりで半分くらいがそれ。ステージのバリエーションが増え難易度が下がり広く浅くのライト層向けになった印象。新キャラや新アクションによる変化は面白く、ダイヤ集めやタイムトライアルなどがマンネリも無く楽しめるようになった点は喜ばしいが、新ステージが大々的にメインに据えられたようで、求めていた続編とは離れていた。

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