プッカに指示を出して宇宙石を収集するゲーム。
宇宙石が採れる惑星は小さく人間では地中に潜り採掘をすることが不可能なので、採掘アルバイトのプッカに画面越しに指示を出しながら協力して進めていくADV。基本的に指示はプッカが手に入れたアイテムが何かを教えるだけで、行き先を指示することもできるがプッカは勝手に動いてくれるのでする必要が無く見てるだけとなる。
各惑星で特定アイテムを手に入れると次の星への通行証を購入できるようになり行き先が増えていく。アイテムを手に入れては次の惑星へ、この繰り返しの作業ゲー。
新しい惑星に行けばお店に並ぶ商品が増えていき、拠点となる部屋の模様替えやプッカの衣装変更の要素、ゲーム内コミュニティの掲示板への書き込みで設定を掘り下げていく流れで次第にゲームに愛着が出てくるのを感じられる。この雰囲気はなかなか特徴的。
フィールドを歩き回るプッカの採掘や収集行動を見守るだけ
採掘時のプレイヤーの介入は、プッカがガラクタを宇宙石と勘違いして拾おうとした時の間違いの指摘と行き先を指定することの2点のみ。それは宇宙石だ、ガラクタだ、ラブリーだ、食べ物だ、このような指摘や行き先指定以外は基本的に自動で勝手に進むため、採掘でバッグがいっぱいになると家に帰り、拾ったアイテムを精算して再び採掘ポイントに行くまでの道のりを繰り返し見てるだけ……これが延々と続く。
コントローラを置いてる時間の方が圧倒的に長くなるゲームで、モチベーション維持の要素はプッカの可愛らしさや装備品を購入してコスチュームを変更させる点になる。ここが楽しめなければやることも無いゲーム性だし、何度も同じ道を移動するシーンを見せられるなど快適性がすこぶる悪いので楽しめないと思う。
プッカの動作も無駄としか思えないものも多く、アイテムを拾う時は辺りをキョロキョロ見回して「宇宙石の気配が……」→歩いて行き「これは宇宙石だよね?」とプレイヤーに問いかける(教えればこれは無くなる)→「うふふ、きれいな石だなー」と感想を言って手に取りバッグに入れる。この一連の流れを毎回やる。
スキップの類いも一切無いので、プッカがぶつくさと何かを呟いたり風呂に入っている時の歌など、本来なら愛らしさをアピールして愛着をプレイヤーに持たせて遊ぶ気持ちを煽るべき動作もテンポの悪さから「早くしろ」とツッコミたくなる。ボロボロの快適性を我慢できないと愛着は湧かないだろうしモチベーションの維持も厳しい。
まとめ
荷物が一杯になって家に帰るときはワープさせるのだから、行きも踏破したエリアならスキップさせるなどの快適性はほしかった。無駄を省き快適に遊べれば宇宙石のコンプリート作業も黙々と楽しめるだろうし、コミュニケーションで知識を上げたりコスチュームの変更をしたり、掲示板でのチュートリアルや書き込みによる世界設定の雰囲気作りなど面白さを感じさせるネタも多いから雰囲気に浸れたとは思う。だけど何かにつけて置いてけぼりの快適性が水を差してしまい素直に受け入れられなくなってしまった。
0 件のコメント:
コメントを投稿