ジャンプだけの全28ステージの死にゲー。
クリア条件は30秒以内にステージ上のすべての人参を取って出口に行くこと。規則的に動く床や落ちるブロックなどのお馴染みの仕掛け配置と、敵や障害物に接触すると一発アウトとなる典型的なアクションでそれなりに楽しめたけど、ステージ構成に難ありな部分が散見するから中毒性はなかった。
落ちるブロックとそうでないブロックの区別がつかないとか、突然ステージ構成を変える納得しがたい仕掛けなどがそれに該当する。
例えば初期配置ではどうやっても取れない位置に人参があるステージ。とりあえず落ちるブロックをジャンプで飛び移りながら他の人参を取っていくと、最後の人参を取ったところでステージのブロックや障害物の位置などがまるっきり別物に変わり、残った人参へ続くブロックのルートが現れるとか。ステージの全体像を見て攻め方を考えトライする過程の中に予見不可能なネタを入れてしまうと、本当に見て覚えるだけになり途端に白けてしまうからパズルでは奇をてらう必要はない。前触れなく目の前に対策のしようがない障害物が現れてやられた時はガッカリしかない。
やられた際の演出が無いのも問題。
敵や障害物に当たった瞬間に再スタートとなるのはいくらなんでも早すぎで、死んだ理由や残り時間の確認ができず攻略を妨げている。30秒という結構厳しい制限時間を設けているのに、表示が右上に小さくあるだけだから、確認しようと思えば操作キャラから目を切らなければならない。
敵や障害物が近くにいるきに目を切ればやられるし、安全地帯にいても無駄な時間が使えるほど余裕はないわけで。画面上部にゲージでも表示すればいいのに、ステージ構成以外も洗練されていない部分が散見する。昔のPC雑誌の付録ディスクに入ってそうなミニゲーム感。安かろう悪かろう。
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