荒唐無稽な夢の世界を探索。
事故か何かが原因で昏睡している主人公の夢が舞台(たぶん)。『LSD』や『ゆめにっき』などの歩くだけのゲームとは違い、アイテムを集めたりアクションを増やして行動範囲を広げる要素が少なからず用意されているのでゲームとして楽しめる。ゲームの進行方法自体はそれらと同様で、靄のかかった森という落ち着いた雰囲気の場所から始まり、壊れた柱時計や砂嵐が流れるテレビなど、なぜか配置されている関係性の見えないオブジェクトに触れると、これまた雰囲気の繋がりすらも見えない別世界へと飛んでいく。そこにいる人やそうでない何かから要領の得ない話を聞いたり、手に入れたアイテムでイベントを起こすことになるが、その流れに物語性なんてものはないし、部屋から外に出て戻ってみると誰もいなくなっていたりする不思議世界。理屈なんてものも存在しない。洋館、口の中、溶岩地帯、砂漠など、よくわからない世界を暗中模索で歩き回っていたら何かが起こる……かもしれない。ほんのりと探索や謎解きがある投稿無形な夢世界の散歩。
0 件のコメント:
コメントを投稿