とってもメトロイド。

  • 基本性能はジャンプとショットのみの探索型ACT
  • アップグレードパーツの入手でアクションが増えて探索範囲が広がるメトロイドヴァニア
  • 増えるアクションは、ダッシュ、垂直ブースト、潜水艇、手前と奥へのライン移動、壁抜けなどの定番揃い

探索の底は浅い

見た目からして完全なメトロイドヴァニアだけど、ひとつの巨大なダンジョンを探索しながら行動範囲を広げていくのではなく、4つある惑星からその時点のアクションで探索できるであろう惑星を選択する小分け探索になっている。

アップグレードパーツは探索で手に入れるのではなくボス撃破で入手するので、ダンジョンを自由に動き回りながら探索できる範囲を広げてアイテムを探すという探索要素は、あくまでも攻撃力や体力などの能力値を上げるアイテムに限られている。そのため何が手に入るのだろうかと先に期待を寄せるワクワク感は類似のゲームと比較するとかなり弱め。
手に入る能力値UPは全部で12個あり、連射性能や威力、弾速など5種類の中から任意に6段階まで振り分けて強化できる多少の自由度がある。若干慣性を効かせたジャンプの操作性に癖はあるが、読みやすいパターン化されたボス戦に難しい要素はないし、ほぼ一本道なうえに地図を見れば迷うことも長いマラソンをする必要もない遊びやすさでまとまっているカジュアルなメトロイドヴァニアといえる

難点はセーブポイントの少なさ。セーブポイントが開始地点とボス部屋しかないから行動が一本調子になりがちで、やられてしまうと武器性能やライフUPなどのアイテム獲得状態も巻き戻るため再び最初から収集になる。パーツを獲得して各惑星に赴いてアイテムを回収する形になっているからワープがないのもつらい。ダンジョン自体が大して広くないとはいえ歩いて戻るのは面倒だしドコに何があったか覚えるのも難しいから不満につながる。
また、能力値UPアイテムは壁にしか見えないけど実は通り抜けられる意地悪な箇所に置かれていることも多く、それらはしらみつぶしで壁に向かって歩くしか判別方法がないという前時代的な探索だから楽しさはあまり見出せない。

アクションを増やしてアイテムを見つけていくメトロイドヴァニアをしているが、そこから独自性を生むプラスアルファがなくそれだけで終わっている値段相応なお手軽ゲーム

ScreenShot

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