【クリック】Maria the Witch【カジュアルゲー】

★★ ACT Android iOS steam カジュアル 横スクロール

左右クリックだけのシンプルな操作が特徴。

主人公はホウキに乗った魔女っ子で、壁や障害物に当たらないように盗まれた手紙を回収しながらゴールを目指す。
操作はマウスの左右クリックのみで行い、左右どちらでも押せばその方向へ飛び、押し続ける時間に比例して速度と機首が上がる。短い間隔でリズムよく押すとまっすぐ飛び、押し続けると機首が上がって一回転し続けるという具合。敵や障害物に触れると一発アウトで残機の概念はなくチェックポイントからの再開となる。

ステージにはコインと手紙がいくつか配置され触れると獲得でき、コインはチェックポイントを使用する際に消費し、手紙は持った状態でポストに触れると取り戻した扱いとなる。これらの取得数に応じてステージクリア時に☆が獲得でき、この☆の獲得数で次のワールドがアンロックされていく仕組み。

簡単操作なだけに上達感が分かりやすい

動く障害物や狭い通路の突破であったり、際どいところに配置されたアイテムの獲得が、クリック操作の加減を感覚で覚えてスイスイ突破できるようになっていく過程がそれなりに楽しい。プレイヤー総数は少ないだろうけど、簡単操作なだけに自分が一番うまいのではないかと勘違いしそうな爽快感が得られる。カジュアルゲーとしてよくできていると思うが、システム面にカジュアルゲーと相反している不満点があるのが残念きわまりない。

一番の問題点はコインとチェックポイント

チェックポイントから再開しようと思えば、ステージ中にあるコインを獲得してチェックポイントで使用する必要があるが、数に余裕がないので取りこぼしたら次のステージでチェックポイントが使用できない事態になる。
普通に遊ぶだけで取れるコインの数は半分くらいしかないから、何度もやり直してアイテム探索を強要されてしまい、一度の失敗で取得したコインと手紙は消滅して取り直しになるうんざり仕様が追い打ちをかけてくる。はっきりいって面倒くさい。

アイテム能力のバランスも悪かった

ステージ開始時に便利アイテムが貰えるもまさかの運ゲー。
取得したアイテムが死んでも消滅しない宝箱、失敗の直前からやり直せる砂時計、アイテムの位置を教えてくれるコンパスなど、砂時計以外初期装備にしておけと言いたくなるようなものばかりなのに、獲得がルーレットの運任せという意味のなさ。
必要なアイテムを引けなければまたやり直しの手間となるし、一度のクリアで全てのアイテムを取ることはほぼ不可能なので、コンパスで位置を調べて宝箱で回収を半ば強制的にやらされるバランスがそもそもおかしい。

コイン、手紙、チェックポイントの項目で各ステージ最大3つの☆が獲得できるが、コインと手紙は失敗で消滅するので面倒くささは言わずもがな、チェックポイントも「全部回る」のではなく「使ってはならない」なので、アイテム収集との相性は最悪そのもの。何度同じステージを遊ばせれば気が済むのだろうか。

これらのやり込ませ仕様はカジュアルゲームと相反しすぎている
コンパスと宝箱を初期装備にして、砂時計は残機のような消費アイテムとして数個持たせる。これだけで世界は変わっていたはず。“やらせよう”ではなく普通のカジュアルゲームに徹していれば面白いから“”やっていた”と思う。

ScreenShot

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