ステージ回転PZL。
2Dゲームのように一辺からしか見られないけど実際は奥行きも設定されているステージを90度ずつ回転させながら構造に変化をつけ道を切り開き各地に散らばったキューブを集めていく。サイコロのような正六面体ではなく縦も横も奥行きも表現が多彩なので、ある向きからだと遠く離れている小島でも回転させてみると距離が縮まったりする構成の妙。
うまい棒は横倒しに置いて横から見ると長いけど90度回転させたらただの円になり真ん中を通れば簡単に反対側へ出られるのではないだろうかというような変なスイッチが入る。
それだけ
バラバラな位置に中途半端な長さの梯子が点在してるところで回転させてみると一本につながったりするネタは独特とは思うけど、プレイヤーが手を加える仕掛けが他にないため困ったら適当にグルグル回転させているだけで答えが出るし、それだけでは解けないところは根本的に何かが欠けているか見えない足場などの謎ですらないものが多くネタバレ情報必須なものばかりで惹きつける魅力に欠ける。ろくなヒントがないからその時点で解けるものなのかどうかも分からないし、解法への誘導らしいものも見当たらずゲームとの隔たりの意識に直結する。
さらにキューブを集めるためには謎の残ってしまった場所へ行き来しなければならないのに、ワープ地点が少ない上に位置が固定なので収集の意欲より面倒が上回ってしまう。気が付けば地図を何度も開いてどの出入り口がどこにつながっているかの確認をしながら移動させられるだけのゲームと化していた。
そこにブラックホールとかいう触れると一発アウトとなる必要性の一切を感じられない障害物によるイライラがあったり、本来ならプレイヤーを助ける役目だろうガイドが「なにこれ分からない」という役に立たない言葉を繰り返して煽ってくる有様に震える。それについて語るのが役目だろうにプレイヤーと同じ立ち位置で何の意味がある。やればやるほど移動が手間になってしまう構成の難だったり謎を解くための筋道や誘導がなくて取っ掛かりすら掴めないため先への期待が失せること失せること。適当に回転させながら「なるほど」と純粋に思えた序盤がピークで、それ以降は上記のような問題点がありゲーム内容に期待が持てなくなった。90%ぐらいでドロップアウト。
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【★★★】【ゲームアーカイブス】ボール誘導の回転パズル。フィールドを90度傾けてボールを同じ色のブロックと隣接させてすべてを消滅させればクリアとなる。全100面。
【★★】だまし絵のような画面そのものを回転させて主人公のおっさんが出口の扉まで行けるように導くPZL。
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