まるでロックマン。
ショット、ジャンプ、スライディングのアクションと、8ボス+4ボス+ワイリー城が待ち構える構成などほとんどがロックマンな『ローゼンクロイツスティレッテ』。相違点はロックバスターに相当する通常攻撃がエネルギーの消費をしたり溜め撃ちができない程度で、空中でも自由に動けるジャンプやスライディング以外に特別なアクションはなく、ボス撃破で習得する特殊武器の効果も抜群なので、本家をひとつでもクリアしたことがあるプレイヤーなら違和感なく遊べる。
操作が似てるなら内容も似る
FCロックマンシリーズの点滅ブロックやデビル系のボスといった馴染みネタでは飽き足らず、マリオブラザーズや魔界村のステージ構成やボスまでもパロディのネタとして使用しているはっちゃけぶり。隠し通路までもが再現されていたりする手の込みようなので、それらを一度でも遊んだことがあれば懐かしい気分にも浸れること請け合い。本編だけでなくゲームオーバー画面も「こんなげーむにまじになっちゃってどうするの」「アンキモアンキモアンキモ」だったりと各所に盛り込まれたネタはバラエティに富む。
難易度もそれらのゲームに準じた結構な高め設定で、ステージは即死のトゲや落とし穴が目立つため本家より難しく、特に8ボス以降はライフ制ACTに似つかわしくないぐらいに即死ギミックがちりばめられる。
ボスは3~4パターンの攻撃を連続で規則的に繰り返すものからランダムに繋げるものなど見切りやすい部類ではあるが、基本からして攻撃が激しくHP残量をトリガーとしてパターンを強化してくるから死んで覚えていく調整が顕著。これをジャンプとスライディングで華麗に避けられるようになる様は上達そのものなのでパロディでもやっぱり楽しい。
E缶の個数はゲームオーバーでも引き継がれるから貯めてしまえばごり押しも可能ではあるが、セーブではなくパスワード仕様なのに8ボス以降はボス単位の小刻みのパスワードが用意されておらず、4ボスの全撃破かワイリー城制覇するまで小休止を挟めなくなってしまうのはどうかと思う。パスワードをもらえるまでにギブアップするとまた最初からというのは単純にきつい。本家を意識するにしてもセーブくらいは用意してくれていてもよかったと思う。
とはいえ気になるのはその程度しかなく、クリア後には「ゼロ」と同様のダッシュや壁蹴りが可能な剣を使用するキャラの開放などボリュームもそれなりにあるし、ロックマンが好きなら間違いなし。
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