【脱出】素材収集とサバイバル『Subnautica』

★★★ ADV Epic Games My Nintendo Store steam switch クラフト


サバイバルとクラフト。

迷い込んだ未知の海洋惑星からの帰還方法を探るため、情報収集と脱出道具のための素材集めに奔走するサバイバルADV。体力、空腹、水分の3つのステータスを維持しつつ大海原の潜水で素材を集め、潜水時間を延ばすためのタンクや夜でも探索できるようライトを作成していけば、行動範囲が大海原なだけに縦横無尽に広がっていく

行動の指針がなく適当な潜水に好奇心を保てるか

未知の海底洞窟や遺跡など大海原では様々な新発見があり、集めた素材や設計図からタンクやフィンを新調して潜水時間や速度を延ばしたり潜水艇で範囲を広げたり、それらの上位の性能を持つものを作り更に行動の選択肢を広げて新しい発見につなげていく一連の流れは類似ゲームと同様の楽しさがある。
だけど、世界が広すぎて地図もないことが、点在する素材や設計図をピンポイントで狙って集めづらくして探索での徒労を目立たせてしまう。この一点で「△△を作ろう」「□□を探そう」などのゲームプレイの目的を設定しづらく、見返りの少ない行き当たりばったりの潜水が目立つようになると、先への期待や欲求が霧散してしまいゲーム世界から追いやられがちに。未知の惑星でのサバイバルで都合よくいくのもおかしいが、縛ることにより生まれる面白さはないのだから最低限の利便性は必要と思う。
この海が探索範囲
取っ掛かりとなるであろう何かを見つけるまで闇雲に大海原を潜ってみても、目的があやふやでは何のために行動しているのかわからなくなり、ただでさえ潜水は時間を取られ呼吸のための浮上も要するから“よくわからない時間”の割合だけが増していく。
その間にも空腹や渇きは待ってくれないからハッキリと残るものはそれらに追われるやらされの感覚になってしまう。
何かを作ろうにも必要な素材を集められる箇所の大半は海の底で見当が付かないし、たまたまどこかで拾ってたとしても大海原のどの辺りで手に入れたのか意識的に収集したものではないから覚えてるわけもない。
あれがしたいこれがほしいなど目的はあってもゲームの性質上計画が立てにくいから行動の最適化が困難で、舞台が果てしない海底では退屈から興味を引く展開に転じる一手もなかなか出てこなかった。

乗り物や基地などの無茶なものも簡単につくれるのだからマッピングできる地図くらい用意してもらいたいどこに行った、何が取れた、何が見つかった、これらをマッピングするだけで行動計画は自然にできるし無駄も端折れて収集と作製後に次の行動へと連鎖する
素材△△が手に入ったぞ→△△で□□を作ったぞ→□□があれば○○へ行くことができるぞ→○○で新しい素材が手に入ったぞ→繰り返し。このワクワクの連鎖と段階を踏みながら進展していくメリハリが欲しいのに、行動をつなぐ素材や設計図が雲を掴むような対象では行動計画が明日から本気出すばりの夢物語に。ビーコンでは情報が少ないし管理も面倒すぎる。ゲーム内施設はハイテクなのにプレイヤーの利便性に限るとローテク。これにゲーム的な面白さがあるとは思えない。
光の届かない深海探索や自然界の新発見は独自の雰囲気があり興味を掻き立てられるも、ゲームとして退屈になってしまう時間が長すぎて意欲が続かず。レーダーのないドラゴンボール探しみたいなもの。

ScreenShot

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