ハクスラFPS『ボーダーランズ』の2作目。
クラスごとに特色を持つスキルツリー、ボス狩りと宝箱マラソンによるトレハン、アレを取ってきてくれアイツを倒してくれなど各地にたらい回しにされるクエスト、それらハクスラの定番要素を持ち合わせた特徴を持つFPS。レベルを上げて能力値の高い武器で撃て
レベルアップで得るポイントをスキルに割り振りドロップや宝箱から手に入れた武器を担いでクエストに挑むのみ。武器以外の装備スロットが、耐久力を上げるシールド、ライフや武器の威力を上げるレリック、リロード速度やシールド性能を上げるクラスMODのわずか3つしかなく、ステ振りの能力調整や装備の組み合わせによる耐性強化や吸収装備など、相手を考えて装備やスキル構成に思考を巡らせる余地はほとんどない。
もちろんAIMをはじめとした立ち回りは必要だけど、装備とレベルが足りていなければ立ち回りが良かろうとも決定力不足で押し切れず、敵との差を感じればクエストをこなして経験値を稼ぎ能力値の高い装備を手に入れるためのボス狩りや箱開けマラソンが待つ。
あれこれ小細工を考える暇があればクエストと武器収集に行ってこいに終始するあやふやな育成目標では、地味な作業で途切れがちになるモチベーション維持の原動力に普通ならなりきれない。
代り映えしない雑魚狩りでの経験値稼ぎや武器収集が前提となるなら常にウンザリが付いて回りとても続ける気になれないけど、サブクエストをやっていけば適正レベルかそれ以上になること、現役武器に戦力外通告をして新入団装備を次々に入れ替えられることなど、稼ぎを要さず頻繁に更新できる装備と手軽に再振りができるスキルによる変化のおかげで、たらい回しのお使いクエストばかりでも無駄を感じさせる部分は少なくできている。
反復が前提になっていないからボスや宝箱マラソンも選択肢のひとつに留まり、出るまでやらなければならないではなく、やってみたら良いのが出るかもと期待に突き動かされる形で動けるので、好奇心や楽しさを原動力に良質な武器を拾えたり強敵を倒したという結果が出ればドップリ酔いしれられる。
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