【FPS】スライム牧場『Slime Rancher』

主観視点の牧場もの。

野生のスライムを捕まえて牧場に放牧し、スライムが生産するプリットを換金して拠点を拡張させたり行動範囲を広げていく典型的な牧場モノ。特徴はスライムや作物を「バキュームパック」という銃のような形をした装置に吸引して貯め込み任意の場所へ撃ち出すFPSの作風。

スライム牧場

プリットの換金で資金を稼ぎ、バキュームパックの強化と拠点の拡張を行い、行動範囲を阻む扉のカギの探索をしながらスライムや素材集めを繰り返す。
売値の高い野菜や畜産物と同じように、換金レートの高いプリットを生産する新種のスライムを手に入れる牧場ものとしての大枠は、目標となる選択肢も幅がありハードルが低いおかげで継続して興味と期待感を得られるものになっている。

畑やケージの位置を自在に変更して景観をいじれる自由度とは無縁だけど、デイリークエスト以外にタイムリミットはなく、低価格でフェンスの強化や自動給餌にプリット回収の設備もあるため、時間や効率に追われることも牧場生活の手間も大抵排除してくれている。別種のスライムの特性を組み合わせて新種を作り2種類のプリットを生産するよう変異させれば色や形も合わせて変化するというスライムの特徴も使い方が面白い。

反利便性の2TOPがつよい

情報不足MAPにマラソンを強いるワープ不足、バキュームパックに積めるアイテムは4種類が上限、この不毛や徒労を生む原因の2TOPが超つよい。
MAPもどきは読みにくい上に数少ないワープの位置や生息するスライムの分布情報すらもないので、一度行き詰まったりプレイ間隔を空けると取っ掛かりを失って無駄足が増える。
バキュームパックはゲーム展開に比例してアイテムの種類や用途が倍々ゲームのように増えるのに4種類しか積めないから面倒なだけの取捨選択作業が幾度となく起こる。