【ARPG】技の組み合わせが特徴『Transistor』

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技の組み合わせが幅広いARPG。

装備する武器に特殊機能をインストールすることで必殺技や特性が使用可能になり、各機能の組み合わせ次第で結果が多様に変化するためセットアップが楽しいARPG。
アクションの特徴は一時的に時間を止めて行動計画を設定できるプランモードで、設定した行動を敵に先駆けて瞬時に行う姿は「お前はもう死んでいる」という決め台詞がとても似合う。

デッキ編集がおもしろい

レベルアップと同時にマテリアのような武器に組み込める機能が手に入り、各機能には「アクティブ(必殺技)」「アップグレード」「パッシブ」の3つの性能がある。
アップグレードとしてインストールすれば特性を別の技と組み合わせることができ、広範囲に分散する技に混乱の状態異常を組み合わせてばら撒けるようになったり、直線状に突き抜ける技を3WAYショットにできたりする。
パッシブスロットにインストールすれば各機能特有の効果が常に得られるなど、単なる強化だけでない変化する組み合わせの幅広さでプランモードでの運用を考えるセットアップがカードデッキ編集のような楽しさになる。

考え抜いた組み合わせや運用を実践する戦闘では、時間を止めて行動を設定できるプランモードのおかげで無茶なものでも簡単に実用化でき、通常使用では隙が大きすぎて使いにくい技でも関係ないので、状態異常で弱体化させて後ろに回り込み奇襲で一気に大技を連続で叩き込むなんてこともリスクなしで可能になる。
時間を止められることを利用した瞬時の緊急回避にも使えるなど、あまりにも強力なので乱用を防ぐためにクールダウンの時間が設けられているが、敵も無敵バリアや復活なんてデタラメなことをやってくるからお互い様な異能バランスもそれなり。

パズル的にもなる

単調な戦闘と浅い物語

グラフィックやインストールとプランモードという特徴は面白いが、プランモードのクールダウンの時間には攻撃技は何も使えないので当て逃げにパターン化されがちで、移動速度が遅いことやダッシュや防御などの基本アクションが一切ないこともプランモードありきの戦闘に傾倒しすぎて選択肢を狭めている。
機能の組み合わせによる幅広い変化により和らいでいるだけで、操作の選択肢は限られ上達していく実感は慣れが上限だし、当て逃げではピタゴラスイッチのコンボで大ダメージのようなパズルとしても機能していないのでプランモードがあれど飽きやすい。

物語も最初からクライマックスみたいな状況から始まり説明不足で置いてけぼりにされる上に短いときている。冒頭に最終決戦前後のイベントを入れて最初の村から始める定番かと思いきや冒頭のイベントだけで終わってしまう。
当て逃げにパターン化された戦闘とプレイヤーを度外視したまま展開する物語に隔たりを感じて楽しむより手っ取り早く先に進めたくなる。雰囲気に熱し実態で冷めた。

ScreenShot

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